2017年8月20日 (日)

心臓バイオマーカーの検査結果(2回目)

血液検査でラボに出していた分の結果が戻ってきました。

◆NT-proBNP (脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N型フラグメント)

正常値 900PG/ml以下
→peeコ 358(前回 669)
(→すーさん 1744 ※)

ちなみに、ウチのかかりつけは院内で出せるみたいですが・・・
◆ANP (心房性ナトリウム利尿ペプチド)
正常値 30PG/ml以下
→peeコ 30.9(前回 29.4)
(→すーさん 118 ※)

※すーさんは去年11月にお空へ旅立った我が家のチワワ。享年12歳(引き取りっ子で推定) 。すーさんの数値は4度目の肺水腫を起こした去年の8月のもの。薬がなかなか効かず難治性と言われました。ご参考まで


ANP、proBNPとも心不全の重症度を測るバイオマーカー。ANPは心不全の重症度ー特に左心房の状態を示し、僧房弁閉鎖不全(MR)などのときに上昇。100以上で肺水腫を起こす可能性があるそうです。BNPは心室から産生されます。


peeコの今回の結果は、ANPはわずかに上昇しましたが、BNPはうまくコントロールできています。薬がよく効いているようで一安心。


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昨日・今日と続けて散歩も楽しそうです。この調子で行こう♪

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2017年8月12日 (土)

気管支炎による咳

今日の札幌の最高気温はなんと20度。

お盆入りを前に、すでに夏が終わったのではないかとざわめき始めた北海道民。笑

心疾患の犬を抱えエアコンで室温を下げる飼い主からすれば、ありがたい以外のなんでもありませんー。

RSRにお出かけの方はお気の毒ですが。


さて、先月からやや咳の増え続けていたpeeコさん。

検査で弁膜症の進行がみられなかったことから原因は心臓ではなく、気管支が怪しいということになり、先週から久々にステロイドを開始しています。

内服してから、咳はほぼなし。

またしても(以前から何度もある)やはり気管支の炎症によるものらしい。

でも、そもそもどーして繰り返し炎症が起きるんだろう?

レントゲンの結果でも軽度の気管虚脱が認められてはいるんですが、気管虚脱だからって炎症が起こるとは思えないし(むしろ炎症を繰り返すことで石灰化とかは起こりそう)

心肥大によって気管支の圧迫や、摩擦が起きないとも考えられなくもないけど、peeコはまだ肥大はないし。

やっぱり歯周病の影響かなぁ。

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おねだりしてるだけなんだけど、なぜか顔が怖い。笑

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2017年8月 7日 (月)

心臓 再診

我が家のキャバリア11歳、peeコの半年ぶりの心臓検査の記録です。

(X線、エコー、心臓バイオマーカー)

X線の画像でみると左室部分のうっ血は前回と比較するとやや改善

VHS は前回と同じ10

E波、A波ともに正常範囲内

LA/AO比 は前回1.3より僅かに改善して1.04

エコーでは大動脈弁の逆流も見られましたが、生理的範囲内とのこと

僧帽弁の逆流もさほど変わらず

唯一の悪化は僧帽弁の変形、逸脱あり。
「こればかりは仕方ないねー。11歳だし」と先生。

心臓バイオマーカーは外注検査なので結果待ちですが、この分だとさほど悪くなさそうかな。

結果を待って、薬の調整をします。


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歯並びはガタガタで、ロンパリさん^_^;
ファニーフェイスが魅力です

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2017年7月26日 (水)

弱い犬種 のつづき

アニコムの資料を見ても
10歳の循環器疾患の発症率は
キャバリア 60%
それ以外の犬 10%
と圧倒的な高さ。

アニコムどうぶつnews2015年2月


また、犬種別の僧帽弁閉鎖不全罹患率でもキャバリアは群を抜いています。
みんなのどうぶつ親子手帳



僧帽弁閉鎖不全を発症すれば、降圧剤と強心剤、血管拡張剤、利尿剤などさまざまな薬が必要となりますが、どんなに頑張ってもこれらは全て対処療法。(でも少しでも長く生きてもらうためには必要です)

根本的な治療は手術しかなく、オペのできる病院は限られている上、費用は150万以上かかります。


もちろんここで言いたいのは、ペット保険に入っておきましょう、、、という話ではなく。

僧帽弁閉鎖不全がなぜこれ程キャバリアに多いかというと、その遺伝的体質をもつ血統が数多く繁殖に使われてしまったから。


純血種はその犬の特性を伸ばすために、同じような特性を持った犬を選んでブリーディングを行ないますが(インライン含めて)、歳をとってくると、ある特定の病気がその血統に多いことがわかったりもします。


遺伝病はもちろん繁殖から除外されるべきですが、”特定の病気が多い血統”というのも繁殖には慎重にならなければいけない重要なファクター。


ところが、ペットショップに子犬を卸すとどうなるでしょう?購入側が親兄弟犬がどうなっているかわからないのと同様に、繁殖側もその子犬がどうなったのかはわかりません。

もし生まれた子犬が全て僧帽弁閉鎖不全を発症していれば、その親犬はもう繁殖に使うべきではないのに、そんなことはわからないまま。(自分の利益にしか興味のない繁殖者やペットショップにはそのほうが都合がいいですしね)


ペットショップが当たり前の日本の環境では、健康で良い犬を作ることが難しいのです。



僧帽弁閉鎖不全に限ったことではなく、苦しい最期を迎える犬を少しでも減らすためには、遺伝とその犬種に関する知識をもつ、営利を目的としないシリアスホビーブリーダーから犬を買うことを日本のスタンダードにする必要があります。


そして日本から乱繁殖のパピーミルをなくすには、そこから子犬を仕入れるペットショップをなくす必要があるのです。


と、何度となく同じことを書き続けていますけど、本当に犬が好きなら、そのバックヤードを考えれば、ペットショップにお金を落とす気にはなれないと思うんだけどなぁ。


ワタシには、ペットショップにうれしそうに集う人たちの気持ちがわかりません。。。


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↑5年前。我が家の僧帽弁閉鎖不全キャバさんたち。上にいるbeeちゃんもとても良いコでした。

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2017年7月24日 (月)

弱い犬種

散歩でときどき会っていたご近所キャバさん、7歳の若さで旅立ってしまいました。

去年の秋に会ったときは元気いっぱいだったのに、春にはカートでお散歩するように。

夏になると「心臓に加えて腎数値もかなりよくない。痙攣を起こして気を失うこともある」と聞きました。

そんな体調にこの気候。しばらく会えていなかったこともあり、嫌な予感がしていました。

飼い主さんは「仕方ないけど早過ぎるよね。キャバリアは弱い犬種なんだね」と目頭をおさえていました。

7歳といえばシニアの入り口ですが、まだまだ元気なのが一般的。あんまりですね。。。

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2017年7月23日 (日)

僧帽弁閉鎖不全で気をつけたいこと

我が家のキャバリアpeeコさん、最近再び軟便気味です。

思い当たる原因。。。最近食事は変えていないので
・膵炎予備軍
・ここのところの札幌の蒸し暑さ
のいずれか。いや、両方ですかね^_^;

以前は北海道の夏は湿度が低く、カラッとして気持ちのいい暑さだなんて言われてましたけど、最近はジトジト蒸し暑いことが多くなりましたよね。


東洋医学では、過度な暑さや湿気はそれぞれ”暑邪”、”湿邪”とよばれ、さまざまな体調不良をもたらす原因になります。

で、その湿邪と暑邪に圧倒的に弱いのが、
・心(精神と心臓の両方の意味あり)
・脾(消化に関わる)
の働き。

犬に限らず人間もですけど、身体のなかの湿(カラダをちゃんと巡らない水分)が増えると、軟便をしやすくなります。

また、心の働きが弱くなると、しだいに脾の働きが弱くなるとされています。



西洋医学でもこの辺りの見解は一致していて。

以前すーさんの急な肺水腫で一度だけ駆け込んだ動物病院の先生も

「心臓が悪いコは温度だけじゃなく湿度が高くてもダメージを受けるから、蒸し暑い日や台風などの悪天候は特に安静にしていないとダメ。飼い主さんはしっかり着込んで、エアコンで室温は22度以下。湿度もしっかり下げて」

と言っていました。
(当たり前過ぎるからか、他院では言われたことがないんですよねー。大事なことだと思うんですけど)


また、西洋医学的に心臓と消化器の関係を見ても

僧帽弁閉鎖不全になると、心臓の弁がうまく機能しなくなることで心臓から血液を送り出しにくくなり、身体のすみずみまで血液が行き渡りにくくなります。(末梢の循環不全というやつです)

よって起こりやすくなるのが、腸炎や膵炎。

炎症を起こさないように、できるだけ糖質と脂質を避けて消化の良いものをあげないといけませんね。

また、膵臓への負担を減らすには一回の食事量を減らして、回数を増やすのも手。ウチもなるべく一日3食を心がけています。


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購入したばかりの冷え冷えマットでお昼寝。

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2017年6月 6日 (火)

通院記録(peeコ心臓)

週末は動物病院へ。
心臓の薬をもらってきました。

アピナックとピモハート。飲み始めて最初の1ヶ月くらいの間はほとんど咳が出なかったのですが、最近は1日5回くらいしてるかなぁ。

元々peeコは咳をしやすいほうなので、心臓だけが原因とも限らずよくわかりません。先生が心音を聞いても、悪くなっている印象はないとのこと。ちょっと安心。

今のかかりつけ院では、だいたい4ヶ月に一度のペースで心臓はチェックしているようです。(レントゲンとか心エコーとか)

peeコの前回の検査は2月。
なんの兆候もなければもう少し先延ばししたいけど、気になることもあるので来月チェックすることにしました。


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久々にのんびり散歩。花とはな。

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2017年3月12日 (日)

歯科オペは断念。ひとまず抗生剤投与

僧帽弁閉鎖不全症と診断された我が家のキャバリアpeeコ(10歳)の、再診記録です。

前回の心臓の検査結果が良かったので、近々歯科治療をしようと考えていたんですが、やはり無期延期に。というか、もう諦める方向で気持ちが固まりました^_^;


心臓は前回の検査と比較すると、
E波の上昇 86.1%(前回60%)
新たに三尖弁の逆流( 294.5㎝/s)がわずか
他はほぼ変わりませんが、三尖弁の逆流はショック・・・

さらに最近かかりつけでは、
高齢犬の症例で、オペ後は問題がなかったのに、しばらく経ってからLevine2から4へ急激な進行、弁の逸脱がみられたケースがあったそうで(術後の痛みなどストレスによる腱策断裂が疑わしい)、ますます不安。
※Levine分類・・・心雑音の評価

通常ストレスだけで腱策が断裂するなんてありえないでしょうけど、ずっと負荷がかかりすでに状態が良くなかったのであれば、いつ何が起こるかはわかりません。エコーでは腱策の状態までは正確に評価できないでしょうから、予測はできませんよね。

先生も「極めて珍しいケースだけど、(peeコが)投薬前には弁の逸脱があったことを考えるとこうしたリスクがないとはいえない。投薬前で今の状態なら問題なくやれるけど、現状が薬のコントロールの結果だと考えると・・・」とオペには後ろ向きな様子。


ワタシとしても、歯のオペで命を縮めてしまうのは本末転倒。そこまでする必要はありません。


とはいえ口の臭いが強くなっているので、歯周病が進行している可能性が大。


抗生剤を試してみることになりました。

【ビルデンタマイシン】
犬の歯周病用の抗生剤です。
大きい錠剤ですが、粉にしてもいいそうです。
でもpeeコは薬も難なく食べてくれるので、全く問題なし。

こんなとき、食いしん坊ほどありがたいことはありませんね^_^


副作用としてお腹の調子を崩しやすいので、その点では注意が必要です。




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歯磨き中。歯並びが悪いのでブラシとガーゼと両方しますが、それでもむずかしいです

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2017年3月11日 (土)

ご飯増量中

我が家のキャバリアpeeコ、10歳と9ヶ月。
現在体重は5.4㎏ですが、先日の受診で先生からは「もう少し増やしましょう」と言われてしまいました^_^;

peeコは、多犬種を扱う、業界ではかなり知られた大規模繁殖場の出身。当然のように、生後半年を過ぎたあたりからいろんな不調がみつかり、その中の一つが膝蓋骨脱臼。

長く膝の悪い状態が続くと、当然、股関節や腰にも影響を及ぼしてしまうので、ギックリ腰のように腰が立たなくなってしまったこともあります。

できるだけ太らせないようコントロールしてきたんですけど、心臓病は太っていても痩せていてもダメ。どちらにしても負荷がかかりますから、とにかく適正を維持することが必要です。

もちろん適正は体重ではなく身体つき。筋肉をつけて体重を増やさないといけません。

ところがpeeさん、この季節はまだまだ長い散歩が楽しめません^_^;
先生からは「食事で調整して」と指示。

というわけで、今後さらにタンパク質のトッピング増量です。

低脂肪の鶏ササミが中心にはなりますが、心臓に重要なLカルニチンの多いラムや牛などももう少し増やしますか。特売日はマメにチェックしないと、財布がますます痩せていく。笑


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去年の春のお散歩。
手前で倒れているすーさん、一心不乱に匂いつけ。この頃は毎日楽しかったなぁ。


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2017年2月10日 (金)

犬の血圧測定、の余談

以下、長い余談ですけど。笑

去年、肺水腫を起こした我が家のチワワ すーさんの転院先を探していたとき。

循環器の認定医を受診した際、「預かり検査が必要。血圧測定もする」と言われたことがありました。

でも、すーさんはすでに肺水腫を起こしたあと。臆病でストレスに弱いため、このタイミングでの”評価のための検査”に不安が拭えず、ひとまずは前の病院での処方を継続してもらえないかを相談しました。

でも、答えはNO。先生自身がまず評価することが必須で、血圧測定も欠かせない。よその診断を鵜呑みにはしないとの返事でした。

言っていることはわかるけど、スッキリせず。優先順位がワタシとは違うと感じたので、結局そこにかかるのは止めました。

獣医の先生に委ねるべき判断もあるし、先生の言うことは大事ですけど、ときに飼い主のカンはそれを上回ります。その受診から数日後、すーさんは再び肺水腫を起こし、たどり着いたのが今のかかりつけ院。

今の先生は、最期まで一度もすーさんの血圧を測ろうとは言いませんでした。


的確な治療のためには正しい評価が必要。でも、原因が特定できていないならともかく、進行度を知るためだけならまずは現状維持、容体の安定を最優先してほしいな。犬に検査のために無理はさせたくありません。

獣医療に限らず自分のわからないことならなおさら、専門家から強く言われると、つい「わかりました」と言ってしまいたくなりますよね。

でも、獣医師の判断に納得がいかないことがあれば、一度立ち止まって調べて考える。それでもわからなければセカンドオピニオンをもとめる。ワタシにとっては、後悔しないために欠かせないプロセスですが、これだからパターナリズムの先生とは非常に相性が悪い。笑


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去年の秋、酸素テントの中でお昼寝すーさん。

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