2018年1月11日 (木)

北海道の動物愛護、今日締め切り

北海道のこの先10年に関わる「第2次北海道動物愛護管理推進計画」に対する意見、今日締め切りです。
あまり興味のない人が大多数だと思いますが、北海道の犬猫の取り扱いを左右する大事な計画です。

愛護に関わる人はもちろん、犬猫好きさんにもぜひお願いしたい。


難しいのが苦手な方は、
「このページのここ、異議あり」なんてことだけでもいいので送ってほしいー^_^

計画素案や意見提出手続については、北海道動物愛護管理推進計画(バーライズプラン)(素案)に対する道民意見の募集について
をご覧ください。



以下、性格の悪いワタシの意地悪な意見

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<該当箇所>

6ページ  8計画の進行管理
(2) 計画を着実に進めるため、毎年、(1)で定めた指標の評価により計画の達成状況を点検し、その結果を公表するとともに、施策に反映させることとします。

<意見内容>

第1次にも毎年公表と記載されていましたが、毎年行われていたでしょうか?

反故とされた第1次計画のようにしないためにも、2〜3年毎にパプリックコメントを募集し確実に点検結果を施策に反映し、常に時代を反映させた施策としていくことを望みます。10年もの長期にわたり大きな見直しもないまま、同じ計画に基づいて業務を行う企業はありません。やり方自体が時代錯誤です。

また推移を比較するためにもHPに掲載する点検結果は、単年ではなく、複数年分を掲載してください。



<該当箇所>

21ページ 3) 動物愛護管理機関のあり方検討
現状と課題 全体

<意見内容>

現状を変えていくために動物愛護管理機関のあり方検討に関しては、"代替する施策"といった漠然とした表記ではなく、明確な目標設定を求めます。

具体的には、迷子用施設は各地域に、譲渡啓発教育事業については中央に集中させる、ということです。殺処分を減らすためには、地域は中央や愛護団体と連携し、担当者独自の判断で殺処分を行えないようにすることが必要です。

また北海道動物愛護管理機関の極めて大きな問題の一つは、振興局の動物愛護係と、保健所の狂犬病予防法係という2つの組織が犬猫に関する業務を分けていることです。この体制が動物愛護精神の醸成への足かせや業務の非効率化、責任逃れなど様々な弊害を生んでいると感じます。

自治体財政の状況からセンター新設が難しいのは平成14年も同じことで、今に始まったことではありません。図内(施策)(手段)の記載内容が第1次より後退しているのは、業務に対する熱意の喪失を感じえません。いくらでも言い訳のできる"より良いあり方"では意味がありません。1次計画に劣らない具体的な目標設定をお願いします。



<該当箇所>

11ページ 図 (手段)
動物販売業者の監視時に、顧客説明の記録を点検し、動物販売時における顧客説明の徹底を指導します。

<意見内容>

顧客説明に、「飼養に関わる生涯経費」を加えてください。放棄理由の大半が経済的問題であることから、安易な購入を抑止することは大変重要です。"顧客説明"だけでは不十分です。



<該当箇所>

11ページ 図 (手段) 12ページ
地域猫活動
計画中の4カ所の地域猫活動も同様

<意見内容>

全国で地域猫という取り組みが進んでいますが、北海道の冬の厳しい気候を鑑みれば、猫が地域猫として越冬し生きていくことは非常に厳しく、その実状は決して愛護的とは言い難いものです。

野良猫を捕獲→新しい飼い主探しを行うのは数に限界があることから、愛護団体がやむを得ず地域猫という手段を選択することはともかく、道がこれを推進し、愛護団体を追随する必要はありません。

今後も、道民から持ち込まれた猫が地域猫であるかいかんに関わらず、道は施設に猫を収容し、飼い主不明だった場合には新しい飼い主を探すことを継続することを望みます。
(地域猫であるから収容しない、と外に離せば越冬できず凍死する可能性は否めず、殺処分数に含まれないというだけで近い将来命をおとすことには違いありません。
愛護推進の目標は収容数や殺処分数を減らすことではなく、あくまで"愛護''であるべきです。)

そもそも過疎化が進む広大な北海道に地域猫という取り組みがそぐわないことは明らかで、起案された方々の勉強不足と安易さが伺えます。

また地域猫という言葉のイメージ、曖昧さは、道が地域猫の存在を認めることでエサやりの正当化など拡大解釈を招き、トラブルにも繋がりかねません。

こうした理由から、本計画からは地域猫に関する記述を除外し、他の手段を検討するのが適当と考えます。




<該当箇所>
13ページ 図 動物取扱業の適正化 (手段)

<意見内容>

繁殖業者のモラルが低いために、常染色体劣勢遺伝による遺伝病の発症が日本では以前として防げていません。原因遺伝子が同定されており海外では当たり前に発症が防がれているような疾患も、日本では努力の全く見られない繁殖業者が多いせいで、キャリアが蔓延していると言われています。以上の理由から(手段)に下記の新設を望みます。

繁殖販売業を営む者に、動物の気質性質、健全性に問題のある個体の繁殖は行わないなど、できる限りリスクを回避するよう指導します。



<該当箇所>

15ページ 動物取扱業者の監視・指導(手段)

<意見内容>

狂犬病予防法等関係法令を遵守していない取扱業者に対しては、登録の取消や業務の停止命令等など厳正な対処を望みます。


以上

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2018年1月 8日 (月)

北海道の地域猫

北海道の今後10年の動物愛護管理施策の基本指針となる「第2次北海道動物愛護管理推進計画」。

パプリックコメント、いよいよ今月11日(木)締め切りなんですが、どれだけの人が興味あるのかなぁ^_^;


タイトルだけみるとなんだか仰々しいですけど、役所は
これに書いてあることはやらなきゃならない、
書いてないことはやらなくてもいい、
とも言えます。(言えない?笑)

要はこの計画、実はすごく重要なのです。


でも、こうしたパプコメは不慣れな人にはなかなかとっつきにくいかもしれませんよね。

そこで一つだけでもお願いしたいのが、地域猫に関することです。


北海道行政が地域猫を原案のまま推進してしまうとどうなるか、考えてみてください。
(愛護団体が猫を保護しきれず、やむを得ずに地域猫活動を行うのとは訳が違います)


このままだと、殺処分数を減らしたいがためだけに、高齢猫や子猫、負傷猫など明らかに越冬が難しい個体までも耳カットを理由に収容されない可能性があります。
(仕事や愛護に熱心な職員さんばかりではありませんからね。収容しなければ収容数削減という目標にも近づく上、自分の業務も減るーこの仕組みは怖いです)

北海道は長期収容や、HPに掲載されることで情報が拡散して保護ボラさんに引き取りされる件数も増えているのに。


そこでぜひ、見てほしいのがしっぽの会のこのブログ。
第2次北海道動物愛護管理推進計画 地域猫の箇所について
実現可能な素晴らしい意見だと思います。


でもここまでの意見を一般の人がするのは難しいので、
せめて
「北海道の気候や過疎化を考えれば安易に地域猫を道が推進するのはいかがなものか」
とだけでも意見を送ってみませんか。

ちなみに、ワタシは愛護団体が地域猫に取り組むことに反対しているわけではないので、誤解なきようm(_ _)m




計画素案や意見提出手続については、北海道動物愛護管理推進計画(バーライズプラン)(素案)に対する道民意見の募集について
をご覧ください。

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2018年1月 5日 (金)

今日のテレビ

今朝の「特ダネ」。

記録的大寒波にみまわれているニューヨークからの中継で

"散歩で犬を凍死させた場合は動物虐待として逮捕される"

と言っていました。


日本ではありえない話も、ニューヨークでは当たり前。

羨ましい。



その一方で。


"猫の飼育頭数が犬を超えた。
日本犬を見直してもっと日本犬を飼って"

今日夕方のUHBの「みんなのテレビ」で、こんなよーな特集が組まれていましたが
(飼育頭数が負けたからなんだっていうのか?馬鹿な切り口で、取材された人も気の毒だわ)

和犬は飼い主に忠実なだけに、捨てられたあとは特に悲しい思いをするコが多いというのに

「安易に煽るな」です。

愛護団体の保護犬たちのなかでも、和犬(ミックス含む)はなかなか譲渡がすすまないのが現実。


こうした物事の"上っ面"しか伝えない半端な報道には心の底から辟易します。


犬の飼育頭数減少、万々歳。


本当に犬と暮らしたい人、暮らせる人に飼われないと、不幸な犬は減りません

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2017年12月24日 (日)

やってきた日で、お別れした日

世間ではメリークリスマスですが、我が家では

8年前にbeeコを札幌市動物管理センターから連れて来た日で

5年前にbeeコがお空に帰った日です。

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向かって左がbeeコ、右がpeeコ。
どちらも勝るとも劣らないファニーフェイス。

人懐こくてとても可愛いコでしたが、一度受けた虐待はそう簡単に忘れてくれません。

それに気づいたのは、あのコを引き取って少し経ってから。


外出時、まだ慣れないbeeコはケージの中で留守番させていたんですけど、ある日帰宅してリビングに入ると部屋中にゴミが散乱^_^;

ケージをみるとbeeコがいない⁈

と思ったら、部屋の角でゴミ箱に顔を突っ込んでいる真っ最中。笑

実はbeeコさんものすごいジャンプ力の持ち主で、ケージを脱走していました。


beeコの受けた虐待は、飼育放棄による飢餓。引き取り時体重は3㎏ちょっと。キャバリアでその体重は異常で、動物病院で診てもらうと"削痩"による貧血でした。

その後どんなにご飯をあげてもゴミあさりがやめられず、我が家のゴミ箱は全て蓋付きに。

食べ物はもちろん、好んで食べるティッシュや紙も手の届かないところへ移動。

しかし、それでも盗み食いは止まらず。

あるときはチューブに入ったハンドクリームに穴を開けて、ほぼ完食。(上手に押し出したんですねー。ホント賢いコ)

最悪だったのは布製コースターを飲み込んでいたとき。死ぬところでした^_^;


動物病院の先生からも「犬は一度飢えると忘れないよ」と言われました。


センターや保健所で削痩のコや、見るからに状態の良くないコを見るたびに、どーしてもっと早く捨ててくれなかったんだろうと怒りがわいてきます。
(そもそもそんな人は、動物を飼うべきでないのはいうまでもないですが)

年老いて痩せて、被毛も貧しい状態で氷点下で外で飼われ続けているコも同じこと。凍死が多いことも意外と知られていません。

虐待の定義が大昔とは違うこと、知って欲しい人ほど届いていないんだなぁ。



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センターのホームページに上がっていたbeeコの写真。
足が6本ある、と友人の間では有名になっていました。

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2017年12月23日 (土)

動物福祉について

最近残念だったことといえば、HOKKAIDOしっぽの会が主催した、動物福祉からみたペットとの適切な関係についての講演に行けなかったこと。

動物福祉後進国と言われる日本の意識が変わっていくためには、こうした方たちがもっと注目されて、考えが広まっていかないといけないですよね。

道新で記事になったものをしっぽの会のほうでアップしていますので、ぜひご一読を。



ペットが幸せな環境は 栄養不良、痛みや恐怖のない五つの自由 「動物福祉」で今木さん講演
しっぽニュース2017年12月21日

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2017年12月18日 (月)

ハリネズミカフェ→愛護について

へんな話だと思うんですけど、違和感もたない人のほうが多いのかなぁ。


先日もテレビで見かけてしまった「ハリネズミカフェ」。


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※画像は著作権フリー素材から

そこに多くの外国人観光客が集って大盛況という話題なんですが、フクロウカフェも同様、見るたびに"なんだかなー"と思ってしまいます。

今回はアメリカ人にオーストリア人、前に見たときは確かドイツ人も。意外と欧米人が多い。

テレビで
「自分の国ではありえない」とコメントする外国人観光客。


そう、ありえないですよね。



番組出演者のコメントにもありましたが、動物愛護先進国では野生動物は保護されているため、日本のように、動物を安易に見世物にすることはできません。そうした国々から日本は動物愛護後進国だと揶揄されています。

でも。その愛護先進国の人たちが、日本にきて愛護に反する店にお金を落としていく。

これって変ですよね。苦笑


当然全ての国民が同じ考えではないし、意識の違いも当たり前。

でもせっかくの施策も肝心の国民が意味を理解せず、国外で好き勝手していては話になりませんし、むしろ恥ずかしいことのように思えてならないんだなぁ。


こうした現実を見ると動物愛護に関しては、欧州は国民の意識以上の法整備がなされている印象ですが、日本は国民が押さなければ国はちっとも動きませんね。事なかれ主義というか。笑


さて、あれから10年。再びやってきました、バーライズプラン。
北海道のホームページ

「第2次北海道動物愛護管理推進計画(バーライズプラン)」に対する道民意見の募集について

〜「第2次北海道動物愛護管理推進計画(バーライズプラン)」の策定にあたり、道民の皆様の意見を計画に反映させるため、計画(素案)について、次のとおり意見の募集を行います。
〜北海道のホームページより抜粋


札幌市が飛躍的な条例を可決させましたからね。振興局毎にずいぶんと意識の差がある道行政にも、そろそろ本気で頑張っていただかないと。

しっかり押して行きましょう。笑

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2017年11月21日 (火)

子犬・子猫の8週間の規制、国が検討 社会化などに問題 sippo

朝日新聞「sippo」に気になる記事。

sippo
子犬・子猫の8週間の規制、国が検討 社会化などに問題 2017.11.21


札幌市では動物管理センター職員さんの機転によって8週齢が条例化。全国でも話題になりました。

札幌の場合は拍子抜けしてしまうくらいあっさりと条例が可決しましたが、国の場合はどうでしょう?業界の反発は必至。ここからが肝心です。


少なくとも前回改正の「付則」のように骨抜きにされないことを願います。
札幌の条例制定が時代の声と後押しになりますように。



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---以下、記録のため記事転載-------

2017.11.21
子犬・子猫の8週間の規制、国が検討 社会化などに問題


国内のペットショップなどで販売される幼い子犬、子猫の健康を守るには、いつまで生まれた環境で育てるべきなのか──。欧米では一般的な「8週間」を日本でも導入するか、国が検討を始めた。

 子犬、子猫をあまりに幼い時期に生まれた環境から引き離すと、適切な社会化がなされず、人への攻撃やかみ癖などの問題行動を起こしやすくなる。また、生後40日を過ぎた頃から、母親からもらった抗体が減り始めて免疫力が低下するため、一定間隔で複数回のワクチン接種が必要になる。
 
 
◆欧米では8週齢が一般的
 そこで米、英、フランス、ドイツなど多くの欧米先進国は「8週齢規制」を法令で設け、8週齢(生後56~62日)までは、子犬や子猫を生まれた環境から引き離すことなどを禁じる。

 日本も2013年施行の改正動物愛護法で、生後56日以下の犬猫を、販売目的で生まれた環境から引き離すことが禁じられた。しかし現時点では「49日齢規制」にとどまる。法律の付則で施行後3年は「45日」、それ以降は「別に法律に定める日」まで「49日」と読みかえることになっているためだ。ペットショップやペットフード会社などが作る業界団体や一部国会議員が、より幼い動物を好む消費者ニーズを挙げて「売り上げが減少する」、「生産コストが増加する」、「科学的根拠がない」などと反対したうえで、ペット業界が対応可能なのは「45日齢規制」だと主張し、激変緩和措置として妥協案が採用されてしまった結果だ。
 
 
◆2018年に動愛法見直し
 動愛法は18年に見直し時期を迎える。「別に法律に定める日」についても18年中に一定の結論を出す必要があり、環境省は9月、獣医師らによる検討会(座長、西村亮平・東大大学院教授)を設置した。

 生後50~56日で分離された子犬・子猫と生後57日以降に分離された子犬・子猫で、問題行動を起こす割合に統計的な差があるかどうか。検討会は5年で約1億1千万円かけ、同省が菊水健史・麻布大教授(動物行動学)に委託した研究について議論し、12月中旬に妥当性に関する意見をまとめる予定だ。

 これを受け、来年1月にも同省の審議会が最終報告を出す見通しだ。同省幹部は「付則を生かしたまま49日で据え置くか、本則の56日を導入するか、さらなる知見の蓄積を求めて判断を先送りするか。両論または3論の併記になるかもしれない」と話す。

 だが、「統計は暴走する」などの著書がある東大社会科学研究所の佐々木彈教授(経済学)は、サンプルによっては1日分しか違わない微少な差を統計学を用いて分析し、政策を導き出す手法の問題を指摘する。「ごく小さな違いを統計学的に分析して『有意差がない』という結果が出たとして、それをもって『科学的根拠がないから、ある政策が実現できない』というのは、一般的に危険な考え方だ。政策の自殺行為といえる」。その上で、市場原理が獣医学的には最適な結果を生んでいないことが問題の根底にあるとして、「社会科学の見地から検討がなされていないのはおかしい。獣医学者だけでなく、統計学者や経済学者らの意見も聞くべきだ」とも話す。


◆「問題行動のリスク高い」
 幼齢な犬猫の分離時期にまつわる研究は、海外では進んでいる。

 ヘルシンキ大などの研究チームは今年、子猫について「問題行動を起こす確率は、8週齢より前に分離された猫のほうが12~13週齢で分離された猫よりもかなり高い」「14~15週齢で分離された猫は、12~13週齢で分離された猫よりも、常同行動を起こすリスクが相対的に低い。家庭で飼われている猫の福祉をより改善するために、14週齢での分離を推奨する」とする論文を発表。子犬については、動物行動学に詳しい米ペンシルベニア大のジェームス・サーペル教授が、環境省主催のシンポジウムなどで「分離時期は7~9週齢の間が最適で、6週齢では悪影響がある。10~12週齢は9週齢と比べてそれほど悪くない。(法律で)8週齢と決めるなら素晴らしいことで、それはある種の安全な妥協点になる」などと指摘している。

 ほかにもイタリアの研究チームが、生後60日以降に分離された子犬と生後30~40日で分離された子犬とを比較して、「早く分離されたほうが、問題のある行動を示す可能性がより高い」とする論文を出していたりもする。

 欧米では、こうした研究成果にブリーダーが長く蓄積してきた現場の経験知を加味し、個体差を考慮して「より安全な時期」を模索した結果として8週齢規制を導入してきたといえる。

 日本でも獣医学関係者には、「一般論として7週齢での分離は早いという気持ちがあるのは事実。週齢の規制が必要ならば、ゆとりを持たせて8週齢の方が安全だと思われる」(武内ゆかり・東大大学院教授)という意見が多い。

 動愛法は議員立法なので、「別に法律で定める日」も最終的には議員立法で決めることになる。超党派の国会議員連盟「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」で動愛法改正プロジェクトチーム座長を務める牧原秀樹氏は、「動物の福祉のためにも、前回法改正では先延ばしになってしまった8週齢規制を今回は実現したい」と語る。
 

■8週齢規制を巡る主な動き 
<日本(動物愛護法)>
出生後49日を経過しない犬猫は、販売のため又は販売の用に供するために引き渡し又は展示をしてはならない

<米国(連邦動物福祉法)>
最低8週齢以上および離乳済みの犬猫でない限り商業目的のために輸送または仲介業者に渡されてはならない

<英国(犬の飼養及び販売に関する1999年法)>
生後8週間に達していない犬を販売してはならない

<ドイツ(動物保護法 犬に関する政令)>
8週齢未満の子犬は、母犬から引き離してはならない

<フランス(農事法典)>
犬猫については8週齢を超えた動物のみが有償譲渡できる

(諸外国の事例は環境省調べ)

(太田匡彦)

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2017年10月13日 (金)

ペットショップから購入した子犬に次々と感染症

ある日、かかりつけの動物病院で。

小さな純血種を連れた元気なおばあさん。
大きな声で会話は待合室中筒抜け。

生後5ヶ月、購入してからこれまでの間マラセチアに回虫、耳ダニと典型的なパピーミル感染症のオンパレードらしい。


飼い主
「なんでこんなに病気だらけなの⁈」

先生、ちょっと黙ったのちに
「この子どこからきました?」

飼い主
「ペットショップで見かけて、そのまま…。やっぱりそーゆーことだよね!ペットショップが悪いんでしょ」

先生
「まぁそういうことかな」

飼い主
「いやーもう殴り込みに行きたいわ!!頭にくる」

云々・・・

珍しい光景ではありません^_^;

ペットショップで子犬を買うということは、その子犬や親犬がどこでどう飼育されてているのかわからない状況を容認するということ。


その流通経路は”ブラックボックス”とよばれ、
子犬を買った飼い主にとっても、
子犬はもちろん親犬たちにとっても、
不幸なことでしかありません。


(AEONが生体販売に参入しない理由がまさにこれ)
過去のブログ記事↓
2016.7.18
遺伝と、ペット業界の話②



でもなぜか、この仕組みがいつまでたっても変わらない。

朝日新聞AERAを筆頭にあらゆるメディアで、”ペット業界の闇”を暴く報道がされているのに、なぜ犬を飼おうと思う人がそれを目にしないのか、興味をもってくれないのかは本当に不思議です。

さらに言うと殴り込みに行くっていうのは、もっとよくわかりません。笑

正々堂々と、ペットショップはもちろん消費者センターなどしかるべきところに苦情を入れるべきだと思いますが、自分は知らなかったから被害者だといったおばあさんの態度には同意できません。



こうした何の考えもなしに、ただ目の前の動物が可愛いというだけで購入し続ける人が減らない限り、日本には可哀想な動物達がいなくなることはありません。


本当に犬猫が好きな人には、ペットショップで自分が支払ったお金が次の犠牲をうんでいることに気付いてほしいです。




何度か写真を載せていますが、2010年にワタシが実際に足を運んだ廃業した繁殖屋。保健所が介入したあとのため、これでもかなりキレイです。

Img_1820


この繁殖場に関する過去のブログ記事
2010.3.23
とある繁殖場の廃業

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2017年9月22日 (金)

人とペットの暮らしひろば2017に行ってきました③

北海道は広域譲渡をうたい、
「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」平成28年度モデル事業〜譲渡でつなごう命のバトン〜
わんにゃん家族プロジェクト
という事業を2年継続して行っています。

プロジェクトの全体概要については環境省のサイトで紹介されています

環境省 人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト

素晴らしいテーマを掲げるこのプロジェクト。でも、当の北海道が何をしているのかワタシにはよくわかりません。笑


以前もブログに書いたので繰り返しになるんですが

2017.1.14
わんにゃん家族プロジェクト 感想①

わんにゃん家族プロジェクト 感想②


北海道のプロジェクトに関しては、北海道の存在意義がまるで感じられないんですよねー^_^;

譲渡動物のワクチン摂取こそ今回は徹底されたようですけど、不妊去勢手術については決まりがないようだし、収支報告を行っていない団体が参加してる点は改善がみられません。


なにより、前回の広域譲渡のイベント同様、実際に広い道内各地の保健所から実際に犬猫を運んでいるのは愛護団体。

繰り返しになるけど、それは愛護団体の普段の活動と大して変わりません。わずかばかりの車代を渡したくらいで「協働してまーす」だなんて、それはないでしょう^_^;


おまけに今年度更新された環境省のページによれば、この北海道の譲渡会の実施は”1〜2回”となっている。
環境省 人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト モデル事業


今回の譲渡会用に道内保健所から連れてこられ会場にいた犬猫は、ワタシが見た限りでは10匹前後。

たった1回、それも10匹(もちろんされど10匹です)で、年間の目標達成!なんてそんな話がありますかー。笑

ちなみに、平成27年度に道内で殺処分された犬猫は1391匹。

※この「殺処分数」はあくまで「犬猫が保護された後に亡くなった数」であり、いわゆる殺処分機によって亡くなった数だけではありません。

データ引用元
ペトこと
「【平成27年度】犬猫殺処分数が初めて10万匹を下回り8万匹に 2015年度の返還・譲渡率1位は岡山県」



10匹では1%にも満たないのです。


あいも変わらず愛護団体に依存しっぱなしの北海道広域譲渡。残念です。


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環境省 人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト モデル事業より

自治体/北海道
事業テーマ/広域譲渡の推進
具体的な内容/
行政区域や民間との垣根を超えた広域的な譲渡及び動物愛護の普及啓発を推進する体制を構築する。具体的には、北海道庁・札幌市・動物愛護団体の協働で譲渡会を開催し、北海道各地の保健所で引き取られた犬猫を参加させることにより、譲渡の促進を行う。開催時期や場所、実施体制など見直しながら、平成28年度に引き続き、平成29年度内には1~2回の開催等を行う。


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2017年9月14日 (木)

人とペットの暮らしひろば2017に行ってきました ②

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↑赤れんが庁舎前庭


9月2日土曜日、人とペットの暮らしひろば2017(北海道庁、一般社団法人札幌市小動物獣医師会との共催)に行ってきた感想の続き、です。


主催の北海道、札幌市、札幌市小動物獣医師会以外に出展していたのは、愛護団体、動物系専門学校、その他団体、ほか大手ペットフードメーカー(ワタシが好きじゃないとこ。笑)の相談コーナーなど。


正直言うと、愛護団体と獣医師会、行政の啓蒙以外は「いったい何が愛護なんだろう?」と考えさせられます。(ばんけいの頃からですが)

専門学校のテントには犬が数匹置かれていて、その奥に「犬にとってストレスに感じることは何でしょう?」みたいなことが書いてあったけと、まさにその犬たちが置かれたこの状況こそがストレスですよね^_^;

セラピードッグなんかも人間のためのボランティアですし。共存とか啓蒙とか都合良い言葉でくくる方法もありますけど、少なくとも愛護とは別だと思います。犬たちも午後はぐったりしていました。

気温も日向は25度近くあったと思うんですけど、あの人混みで、天気の良いアスファルトの地面の会場は犬猫にとってはストレスでしかありません。


・・・あれ?気づけばケチしかつけてない?

いやいや。
愛護団体の新しい飼い主探しは愛護の日にふさわしいと思います^_^


そう、ふさわしいはずなのに。


何より問題なのは、北海道。


さらに、次回に続きます。

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より以前の記事一覧