2017年10月13日 (金)

ペットショップから購入した子犬に次々と感染症

ある日、かかりつけの動物病院で。

小さな純血種を連れた元気なおばあさん。
大きな声で会話は待合室中筒抜け。

生後5ヶ月、購入してからこれまでの間マラセチアに回虫、耳ダニと典型的なパピーミル感染症のオンパレードらしい。


飼い主
「なんでこんなに病気だらけなの⁈」

先生、ちょっと黙ったのちに
「この子どこからきました?」

飼い主
「ペットショップで見かけて、そのまま…。やっぱりそーゆーことだよね!ペットショップが悪いんでしょ」

先生
「まぁそういうことかな」

飼い主
「いやーもう殴り込みに行きたいわ!!頭にくる」

云々・・・

珍しい光景ではありません^_^;

ペットショップで子犬を買うということは、その子犬や親犬がどこでどう飼育されてているのかわからない状況を容認するということ。


その流通経路は”ブラックボックス”とよばれ、
子犬を買った飼い主にとっても、
子犬はもちろん親犬たちにとっても、
不幸なことでしかありません。


(AEONが生体販売に参入しない理由がまさにこれ)
過去のブログ記事↓
2016.7.18
遺伝と、ペット業界の話②



でもなぜか、この仕組みがいつまでたっても変わらない。

朝日新聞AERAを筆頭にあらゆるメディアで、”ペット業界の闇”を暴く報道がされているのに、なぜ犬を飼おうと思う人がそれを目にしないのか、興味をもってくれないのかは本当に不思議です。

さらに言うと殴り込みに行くっていうのは、もっとよくわかりません。笑

正々堂々と、ペットショップはもちろん消費者センターなどしかるべきところに苦情を入れるべきだと思いますが、自分は知らなかったから被害者だといったおばあさんの態度には同意できません。



こうした何の考えもなしに、ただ目の前の動物が可愛いというだけで購入し続ける人が減らない限り、日本には可哀想な動物達がいなくなることはありません。


本当に犬猫が好きな人には、ペットショップで自分が支払ったお金が次の犠牲をうんでいることに気付いてほしいです。




何度か写真を載せていますが、2010年にワタシが実際に足を運んだ廃業した繁殖屋。保健所が介入したあとのため、これでもかなりキレイです。

Img_1820


この繁殖場に関する過去のブログ記事
2010.3.23
とある繁殖場の廃業

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2017年9月22日 (金)

人とペットの暮らしひろば2017に行ってきました③

北海道は広域譲渡をうたい、
「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」平成28年度モデル事業〜譲渡でつなごう命のバトン〜
わんにゃん家族プロジェクト
という事業を2年継続して行っています。

プロジェクトの全体概要については環境省のサイトで紹介されています

環境省 人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト

素晴らしいテーマを掲げるこのプロジェクト。でも、当の北海道が何をしているのかワタシにはよくわかりません。笑


以前もブログに書いたので繰り返しになるんですが

2017.1.14
わんにゃん家族プロジェクト 感想①

わんにゃん家族プロジェクト 感想②


北海道のプロジェクトに関しては、北海道の存在意義がまるで感じられないんですよねー^_^;

譲渡動物のワクチン摂取こそ今回は徹底されたようですけど、不妊去勢手術については決まりがないようだし、収支報告を行っていない団体が参加してる点は改善がみられません。


なにより、前回の広域譲渡のイベント同様、実際に広い道内各地の保健所から実際に犬猫を運んでいるのは愛護団体。

繰り返しになるけど、それは愛護団体の普段の活動と大して変わりません。わずかばかりの車代を渡したくらいで「協働してまーす」だなんて、それはないでしょう^_^;


おまけに今年度更新された環境省のページによれば、この北海道の譲渡会の実施は”1〜2回”となっている。
環境省 人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト モデル事業


今回の譲渡会用に道内保健所から連れてこられ会場にいた犬猫は、ワタシが見た限りでは10匹前後。

たった1回、それも10匹(もちろんされど10匹です)で、年間の目標達成!なんてそんな話がありますかー。笑

ちなみに、平成27年度に道内で殺処分された犬猫は1391匹。

※この「殺処分数」はあくまで「犬猫が保護された後に亡くなった数」であり、いわゆる殺処分機によって亡くなった数だけではありません。

データ引用元
ペトこと
「【平成27年度】犬猫殺処分数が初めて10万匹を下回り8万匹に 2015年度の返還・譲渡率1位は岡山県」



10匹では1%にも満たないのです。


あいも変わらず愛護団体に依存しっぱなしの北海道広域譲渡。残念です。


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環境省 人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト モデル事業より

自治体/北海道
事業テーマ/広域譲渡の推進
具体的な内容/
行政区域や民間との垣根を超えた広域的な譲渡及び動物愛護の普及啓発を推進する体制を構築する。具体的には、北海道庁・札幌市・動物愛護団体の協働で譲渡会を開催し、北海道各地の保健所で引き取られた犬猫を参加させることにより、譲渡の促進を行う。開催時期や場所、実施体制など見直しながら、平成28年度に引き続き、平成29年度内には1~2回の開催等を行う。


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2017年9月14日 (木)

人とペットの暮らしひろば2017に行ってきました ②

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↑赤れんが庁舎前庭


9月2日土曜日、人とペットの暮らしひろば2017(北海道庁、一般社団法人札幌市小動物獣医師会との共催)に行ってきた感想の続き、です。


主催の北海道、札幌市、札幌市小動物獣医師会以外に出展していたのは、愛護団体、動物系専門学校、その他団体、ほか大手ペットフードメーカー(ワタシが好きじゃないとこ。笑)の相談コーナーなど。


正直言うと、愛護団体と獣医師会、行政の啓蒙以外は「いったい何が愛護なんだろう?」と考えさせられます。(ばんけいの頃からですが)

専門学校のテントには犬が数匹置かれていて、その奥に「犬にとってストレスに感じることは何でしょう?」みたいなことが書いてあったけと、まさにその犬たちが置かれたこの状況こそがストレスですよね^_^;

セラピードッグなんかも人間のためのボランティアですし。共存とか啓蒙とか都合良い言葉でくくる方法もありますけど、少なくとも愛護とは別だと思います。犬たちも午後はぐったりしていました。

気温も日向は25度近くあったと思うんですけど、あの人混みで、天気の良いアスファルトの地面の会場は犬猫にとってはストレスでしかありません。


・・・あれ?気づけばケチしかつけてない?

いやいや。
愛護団体の新しい飼い主探しは愛護の日にふさわしいと思います^_^


そう、ふさわしいはずなのに。


何より問題なのは、北海道。


さらに、次回に続きます。

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2017年9月12日 (火)

人とペットの暮らしのひろば2017に行ってきました

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9月2日のよく晴れた土曜日、人とペットの暮らしひろば2017(北海道庁、一般社団法人札幌市小動物獣医師会との共催)に行ってきました。

今さらですけど、ざっくり感想。

ばんけい(札幌の方はご存知の通り、中央区ですけど”山”です)で行われていた愛護イベントが、市街地に会場を移して2年目。

ワタシがこの会場を訪れたのは今回が初なんですが、案の定、行き交う人の半分以上は観光客にしか見えませんでした。笑

入口では来場者をカウントしているようでしたが、観光客とどう見分けて数えているのかナゾです。


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↑キタサンHoriba
手前 A-LIVEアート、ステージ ペット川柳コンテスト


会場は赤れんが庁舎前庭、チカホのキタサンHiroba、赤れんが庁舎2階の3カ所。

前庭もチカホのステージもそこそこ賑わっているように見えたけど、赤れんが2階はわざわざ足を運ばないといけないせいか人の入りが微妙。

ワタシが今回一番楽しみにしていた「ノラ猫と遺伝病のはなし」は開始時間が10時半と早めだったせいか空席が目立ち、イベントに参加していた専門学校の学生が動員されていたり。

個人的にはとても興味のある内容なんですけど、自分の犬猫以外に目を向ける人ですら少ないのに、テーマが遺伝病とくればさらに難しいのでしょう。

何も知らないまま、ペットショップから犬猫を迎えてしまう人たちにこそ知ってほしい現実があるのに、なかなか伝わりませんね。


長くなるので、悪口いっぱいの続きは近々。笑

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2017年9月10日 (日)

フェリシモ猫部 支援活動

「フェリシモ猫部」支援活動ってご存知ですか?

「フェリシモ猫部」サイトより

日本では、1年で約1.6万頭の犬と、約6.7万頭の猫がさつ処分されています。(※)飼い主に捨てられたり、災害時に取り残されたり、地域で猫が過剰繁殖する問題もあります。フェリシモでは、この問題を解決したいというお客さまのたくさんのお声を受け、犬猫の保護と里親探し活動、猫の過剰繁殖防止活動を支援する基金を設立しました。1匹でも多くの命が救われ、終生しあわせに暮らせますように。みにゃさまのご参加をお待ちしております。

フェリシモ猫部わんにゃん支援活動より


というもので、現在の拠出先は60団体。北海道では4団体が拠出先に選ばれています。

もちろん、しっぽの会もです。


フェリシモ猫部わんにゃん支援活動 猫ブログ2017.8.16
「認定NPO法人 HOKKAIDOしっぽの会」さまの活動レポート2016-17後期

当会は、生体展示販売業(生体販売業ではありません)を頂点とした、大量生産大量販売のシステムには強く反対し、動物福祉の向上を目指し現状を改善していくべきとのポリシーのもと、営利事業を継続して行っている生体販売業者の繁殖引退犬を自治体を通さずに直接引き取ることはありません。

事業継続している多犬種多頭飼育の業者から繁殖引退犬を引き取り、「保護犬」と言って譲渡すれば、動物福祉を無視した大量生産大量販売のビジネスモデルを容認し、さらに加担してしまうことになりかねません。
大量生産の陰で、一生ケージから出られないような悲惨な繁殖犬を減らしていきたいと思っています。

(猫ブログより一部抜粋)


すごーく大事なことを言ってるとワタシは思うんですけど、この文章の意味を理解・共感してくれる人はどのくらいいるんだろうなぁ。

簡単に言うと、廃業しない繁殖屋からリタイア犬を引き取ることは業者の経営を助けることにつながり、目の前にいる犬猫を助けても繁殖屋が営業を続ける以上、犠牲は増え続けるばかり。

目の前の可哀想な犬猫を助けたいという気持ちだけでは解決どころか、事態をより悪化させているということに気づかない人がなかなか減らないのはとても残念なことです。

近々また、一見愛護を装った繁殖屋の犬猫の里親探し会が行われます。

こーいうのを容認している限り、いつまでたっても日本のペット業界はおかしなままです。

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2017年8月31日 (木)

人とペットの暮らしひろば2017

◼️人とペットの暮らしひろば2017(北海道庁、一般社団法人札幌市小動物獣医師会との共催)

日時 : 平成29年9月2日(土曜日) 10時~17時
地上会場:北海道赤れんが庁舎 前庭
(中央区北3条西6丁目)
地下会場:チ・カ・ホ キタサンHIROBA
(札幌駅前通地下歩行空間北3条交差点広場西)

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去年はすーさんの体調が不安定で行けなかったんですが、今年は行けそうです。
(去年のこの時期はいつ発作が起こるかと気が気じゃなかったので^_^;)

個人的には、広域譲渡と、「野良ネコの遺伝病の話」(サイエンスプチカレッジ)が気になっています。

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2017年8月18日 (金)

猫さんたち大合唱

最近収容動物の特徴に関するコメントが興味深い札幌市動物管理センター

先日もブログに書いたワタシの一番のお気に入りF072504さん。愛らしい写真はそのままですが、コメントが変わりました。

◆怒りは収まりましたが、発情がきているようです。


発情期でこの顔だったんでしょうか?笑
いずれにせよ表情豊かなコです。


でも実際のところは微笑ましく見てもいられない状況で、収容数は50匹以上。札幌市のHPには赤い文字で「収容過多で大ピンチ」との記載が。

すでにボラさんの手を借りてこの数ですから、事態は深刻です。



そういえば先日も動物、それも猫さんがたくさん取り上げられたバラエティ番組がゴールデンにオンエアされていました。

こんなに世の中猫ブームともてはやされている一方で、毎日猫が殺処分されたり、殺処分の危機にさらされている現実。まだまだ気づいてない人や、見ないようにしている人のほうが圧倒的大多数なのかな。

多頭飼育崩壊からやってきたオスたちにつけられた新しいコメント

◆ 8/17おやつをねだる様子(おやつタイムはみんなで大合唱)

かなり可愛い。。

なんとか新しい家族と巡りあってほしいな。

お近くに猫さんと暮らしたいという方いらっしゃいませんか。ぜひ動物管理センターやお近くの保健所のホームページをのぞいてみてください。

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2017年8月13日 (日)

札幌市のコメントが淡々

最近の札幌市動物管理センター。

多頭飼育放棄があり、八軒・福移合わせて50匹以上の猫さんがいる模様^_^;

昨日・一昨日と譲渡会があったのでどれだけ引き取られたか、とても気になるところです。


そうそう
気になるといえば、最近このセンターのコメントが。。。


◆まだ少し怯えていますが、ケージ越しに触らせてくれます。全くうれしくないようです。

◆いまだになでても迷惑そうです。

などなど、最近の保健所コメントとしてはあまり見かけない、淡々とした正直過ぎる文章。ぜひセンターのサイトをご一読の上、引き取りのご参考に。笑


札幌市動物管理センター

ぜひ写真と合わせて見てほしい、ワタシのイチオシは
8月13日時点で一番下に表示される

収容猫F072504
◆怒りは収まり、鳴いて人を呼びます。

相当発散したのか、怒りなんか微塵も感じさせないこの上目遣い。可愛さ抜群。笑

画像転載できないのが残念でなりませんー。

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2017年8月 6日 (日)

アニマルウェルフェア

ペットショップでの販売や車内にペットを放置することを「何とも思わない」「疑問が浮かばない」この価値観を変えたいです。

虐待してるつもりはないけど、結果的に虐待になっている状況ってすごくたくさんあるので……。

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これ↑、8月27、28日に開催されるアニマル・ウェルフェアサミットに関する、滝川クリステルさんの合同インタビューの一部です。

「ペトこと」に掲載されています。(トップのスライダーを動かしていくと出てきます)

「ペットショップ会長が登壇!? 滝川クリステルさん主催アニマル・ウェルフェアサミットの狙いとは」


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全く同感。。。


引っ越しや離婚などで安易に犬猫を手放す、病気になっても病院に連れていかない、などはもちろんだけど

この炎天下の中、犬をアスファルトの上で散歩をさせている人を見ると、”自分も裸足で、四つん這いで歩いてみては?”と言いたくなります。

犬の肉球は無敵だとでも思っているのかなぁ。

あるときには、小学校低学年と思われる子どもがたった一人で、犬をぐいぐい引っ張って散歩させていたり。


シリアスホビーブリーダーなら、こうした考えの足りない人には自分の大事な犬を譲らないでしょうね。


誰でも気軽に犬猫が買える生体展示販売のペットショップがなくなることが、日本のアニマルウェルフェアの向上には欠かせません。


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2017年5月 2日 (火)

犬の純血種と疾患、そしてペットショップ

もしキャバリアをもう一度かいたいかと聞かれたら、買うことはないけれど、飼うことはあると答えるかなぁ。キャバリアは温和な性格が魅力。多頭飼いにも向いています。

dog actually
感情が優先?健康問題を抱えがちな犬を飼う理由


peeコを買うとき、キャバリアが僧帽弁閉鎖不全が発症しやすいことは知っていました。でも、以前飼っていたマルチーズも最期は心不全だったし、”小型の純血種は心臓病を発症しやすく、純血種である以上は遺伝病のリスクは大差ない”くらいにしか考えていなかったんですよね。今思えば浅はかこの上ありませんが。


アニコムのデータによると、キャバリアの僧帽弁閉鎖不全の発症率は、マルチーズ、チワワなど他犬種の倍以上です。
アニコム みんなで学ぼうシリーズ第2回


犬のためにも飼い主のためにも、こんな大変な疾患をもつ犬種の繁殖は慎重に行なわなければならないのに、それを知らずに欲しがる人がいる限り、安易に交配させて売ろうとする輩も存在し続けます。

動物に関わる仕事をしている人は全てをわかっていながら、買いたい側の知識がないのをいいことに知らん顔。それがパピーミルであり、そのパピーミル支えているのがそこから犬を仕入れる生体展示販売。そしてその生体展示販売を支えるのは、”犬好き”の人たちですよね。

僧帽弁閉鎖不全の末路の多くは、心不全による肺水腫。我が家のチワワすーさんの最期は、獣医の先生から「苦しむ姿を見せないほうがいいと思って(ワタシを)呼ばなかった」と言われました。

どんな理由にせよ、こうした病気を発症させてしまう犬種を無計画に繁殖させてはいけないと思い、10年前から生体展示販売大反対の立場です。


パピーミルと言われる繁殖屋へも何軒か足を運びましたが、ペット業界(生体展示販売=いわゆるペットショップ)問題は知れば知るほど犬を不幸にしていると痛感します。でもこれが商慣習としてまかり通ってしまっている。犬好きとしては悲しい限りです。

最近ではリカちゃんまでがペットショップを出店する始末^_^;

リカちゃん おしゃれペットショップ

いまどきペットショップってどうなんだろう?と議論にはならなかったんだろーか?


また、ペット○ンドが主催するなんたらワン博は今年も開催。3日目の内容を見てみたら、北海道の犬好きにはよく知られた問題行動で有名な元R大のあの先生や、あのボランティアの会まで参加しているじゃありませんか。いやーホントがっかりです。
(犬に問題行動を起こさせないためには、まずはペットショップではなく、親元で兄弟とともに成長できるシリアスブリーダーから購入するべきだと思いますが)


パピーミルが、そこから犬を仕入れるペットショップが、どれほど多くの犬を苦しめてきたか報道されることも増えてきたのに。日本のペット業界は相変わらず。どこに向かっているんでしょうね。

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