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2017年10月22日 (日)

今回の通過障害、膵炎による嘔吐について②

術後の膵炎による嘔吐を止めるための大学病院の処方は

・セレニア 5日分
・プリンペラン 7日分
・ファモチジン 7日分

ファモチジンはいわゆるガスターなのでいいんですが、嘔吐中枢に働くセレニアとプリンペラン^_^;

術後だけに栄養状態の管理は重要で、嘔吐をちゃんと止めるためには仕方ないし、珍しいことでもないようです。

何より2方向からCTZにアプローチして内服で嘔吐が止まるなら、点滴のために通院しなくていい分負担が少なくていいかも。(まぁ輸液をもらって自宅でするという手もありますが)


下記、個人的なお薬memo-----
▪️セレニア(マロピタント)
ニューロキニン-1受容体拮抗作用によるサブスタンスPの選択的拮抗薬
▪️プリンペラン(メトクロプラミド)
ドーパミン受容体拮抗薬

いずれも化学受容器引き金帯(CTZ)や嘔吐中枢に作用

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大学病院のお薬窓口では薬剤師さんから
「飲み方の指示とかありましたか?」と聞かれましたが、それはワタシが聞きたい。笑


担当医に確認してもらったところ、「セレニアは3日間のんで、残りの2日分は常備薬として置いておいてください」との指示。

そこでファモチジンとプリンペランは朝晩で投与。朝ごはん後に吐いてしまったら、午後からセレニアを追加で飲ませることにしました。



様子を見ること2日。

口の中で多少クチャクチャしていても吐き出すことはなくなったので、一日早くセレニアは中止。

今のところ特に変わりありません。(ときどきウップ→口の中でクチャクチャはしている)



長く使い過ぎたセレニアをやめられたのはいいけど、ドーパミン受容体拮抗薬も副作用が心配なのでプリンペランも長くは続けたくありません。
(代表的な副作用→錐体外路障害。ふるえや、筋肉のこわばりなどですが、高齢で後脚の振戦が出やすい場合は一見区別しにくいかも)

中枢ではなく末梢にきいてくれるプロナミドだったら、さほど不安にもならないんですけどね。でも胃腸障害の嘔吐には効果がありますが、膵炎の嘔吐は痛みによるものといわれているので、今のpeeコには効果は期待できそうもありません。

memo-----
▪️プロナミド(モサプリドクエン酸塩)
消化管内在神経叢に存在する5-HT(4)受容体を刺激し、消化管運動を促進する
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ただしこちらも、データがないことを理由に連続使用は最大5日までとされています。



そもそも嘔吐は、やみくもに止めるよりも原因の特定→除去が重要ですから、抗がん剤の副作用以外では制吐剤はどれも長く使うものではないですね^_^;

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