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2017年7月26日 (水)

弱い犬種 のつづき

アニコムの資料を見ても
10歳の循環器疾患の発症率は
キャバリア 60%
それ以外の犬 10%
と圧倒的な高さ。

アニコムどうぶつnews2015年2月


また、犬種別の僧帽弁閉鎖不全罹患率でもキャバリアは群を抜いています。
みんなのどうぶつ親子手帳



僧帽弁閉鎖不全を発症すれば、降圧剤と強心剤、血管拡張剤、利尿剤などさまざまな薬が必要となりますが、どんなに頑張ってもこれらは全て対処療法。(でも少しでも長く生きてもらうためには必要です)

根本的な治療は手術しかなく、オペのできる病院は限られている上、費用は150万以上かかります。


もちろんここで言いたいのは、ペット保険に入っておきましょう、、、という話ではなく。

僧帽弁閉鎖不全がなぜこれ程キャバリアに多いかというと、その遺伝的体質をもつ血統が数多く繁殖に使われてしまったから。


純血種はその犬の特性を伸ばすために、同じような特性を持った犬を選んでブリーディングを行ないますが(インライン含めて)、歳をとってくると、ある特定の病気がその血統に多いことがわかったりもします。


遺伝病はもちろん繁殖から除外されるべきですが、”特定の病気が多い血統”というのも繁殖には慎重にならなければいけない重要なファクター。


ところが、ペットショップに子犬を卸すとどうなるでしょう?購入側が親兄弟犬がどうなっているかわからないのと同様に、繁殖側もその子犬がどうなったのかはわかりません。

もし生まれた子犬が全て僧帽弁閉鎖不全を発症していれば、その親犬はもう繁殖に使うべきではないのに、そんなことはわからないまま。(自分の利益にしか興味のない繁殖者やペットショップにはそのほうが都合がいいですしね)


ペットショップが当たり前の日本の環境では、健康で良い犬を作ることが難しいのです。



僧帽弁閉鎖不全に限ったことではなく、苦しい最期を迎える犬を少しでも減らすためには、遺伝とその犬種に関する知識をもつ、営利を目的としないシリアスホビーブリーダーから犬を買うことを日本のスタンダードにする必要があります。


そして日本から乱繁殖のパピーミルをなくすには、そこから子犬を仕入れるペットショップをなくす必要があるのです。


と、何度となく同じことを書き続けていますけど、本当に犬が好きなら、そのバックヤードを考えれば、ペットショップにお金を落とす気にはなれないと思うんだけどなぁ。


ワタシには、ペットショップにうれしそうに集う人たちの気持ちがわかりません。。。


Img_0197


↑5年前。我が家の僧帽弁閉鎖不全キャバさんたち。上にいるbeeちゃんもとても良いコでした。

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