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2016年11月13日 (日)

苦しい最期を迎える犬を増やさないために

すーさんが旅立ってまだ5日。手のかかるコがいなくなると、一日一日が妙に長く感じますね。

昨日は考えを整理するために、長々とすーさんの最期について書きましたが、本当に読んでほしいのはこっちのほう。

犬の場合、病気を治すことは重要だけど、それ以上に必要なのは病気を発症させないこと。重大な疾患を発生しやすい血統の犬は繁殖させるべきではないということ。


僧帽弁閉鎖不全はもちろん遺伝病ではありませんが、”その病気や症状を発症しやすい体質”というのは間違いなく親から子へ遺伝します。

では、どうしたらいいかー。

具体的には金儲けのためだけに見境なく犬を繁殖させる業者をなくすこと。そのためには、生体展示販売(いわゆるペットショップ)をなくすことです。

ペットショップはキレイで可愛い子犬が並んでいますが、その子犬はほぼ、ほとんどの方が見たことのない乱繁殖のパピーミルです。

そこでは親犬はどんな疾患を持っていようと、可能な限り出産させられます。

”この血統は心臓病が多いから、繁殖させるのはやめよう”なんて言っていては商売になりません。

彼らはとにかく、たくさん産ませてたくさん売らないと儲けられないのですから。

繁殖犬は普通の家庭犬と同じ犬とは思えない状態で飼われています。その姿は、普通の犬好きから見れば”哀れ”としか言いようがありません。

残念ながら、こんな目を背けたくなってしまう現実を隠してしまっているのが、多くの人が集うペットショップなのです。(テレビでは多くのペットショップがスポンサーについている関係上、ほとんど取り上げられることはありません)

こうした販売システムのうえに成立してしまう無計画な繁殖が、日本の犬を病気だらけにしています。海外のブリーダーの間では、病気の犬が見たければ日本に行け、などと揶揄されるほどです。

だからこそ、親犬や兄弟犬を確認した上で子犬を購入できるシリアスブリーダーが主流になれば、病気は確実に減らしていけるはずです。


必然的に病気を発症してしまう犬猫を減らすには、知識とモラルを持った繁殖が不可欠だということを、一人でも多くの人に知ってほしいのです。

すーさんのような苦しい最期を迎える犬を、1匹でも減らすために。


↓下記、大手ペットショップに犬を卸している道内の繁殖屋を訪れたときのことをかいています
(異なる2軒で、1軒は現在も営業しています)

2011年12月31日 ブログおさめ 某繁殖屋を訪れたときのこと


2010年3月23日 とある繁殖場の廃業

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このコたちは元気だったので、まだまだ良いほうです

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