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2016年7月18日 (月)

遺伝と、ペット業界の話②

さらに昨日の記事に続きますが。

親犬のこと、そして産まれてくる子犬の将来を考えないめちゃくちゃな繁殖を実現させてしまう「隠れ蓑」が、可愛い子犬をだけを並べて売る生体展示販売、いわゆるペットショップです。

繁殖犬がどういう状態で飼育されているか、産めなくなった犬がどうなるか、売れなかった犬がどうなっているか。

これらを全て、キレイなペットショップが隠してしまっているために、こうした他の業界では今どきあり得ない裏事情が存在します。それが【犬の流通がブラックボックス】と言われる理由。


一流企業は生体販売には手を出しません。


下記、ちょっと古い記事ですが。

WEDGE12月号第二特集2011年11月22日 より抜粋
 「『生体販売を行う企業は上場できない』というのが今の日本社会の現実です」(業界関係者)とまことしやかに語られるのを、何度も耳にした。イオンの子会社で、生体販売業者に店舗を提供するペットシティの豆鞘亮二社長も自ら生体販売を手掛けることの難しさについて話す。「ブリーダーの管理を徹底してトレーサビリティを確保するには相当な手間がかかる。自家繁殖できれば良いのだが、自社だけで130店舗分を供給し続けることも困難。そのため社としては生体販売に取り組むことは考えていない」。
wedge.ismediaより


同じような記事は『ダイアモンドオンライン』にも掲載されています。
年々拡大するペット市場で売り上げ1000億円を狙うイオンの鼻息


ペットショップから犬を買うということは、知らず識らずのうちにこうしたパピーミルにお金を回し、それがまた新たに不幸な繁殖犬を増やし、病気だらけの子犬を増やすことにもつながっている。

こうしたことは、動物愛護に関心のある人にはいまや常識ですが、犬は好きだけどペットショップの何が問題かよくわからない、という人のほうがまだ一般的なのでしょう。

一人でも多くの人に犬業界の抱える問題を知ってもらい、行動を変えてほしいというのがこのブログを続ける理由です。

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