« 遺伝と、ペット業界の話② | トップページ | チワワの受診記録 7月2回目 »

2016年7月25日 (月)

ペットショップを選ぶなら

先週の続きですが。

本当に犬のためを思うなら、”生体展示販売がなくなり、犬は全てシリアスブリーダーで予約して購入” がベストです。そうなれば多因子遺伝病は減り、不幸な繁殖犬はいなくなり、子犬購入のハードルがあがり衝動買いができなくなるなどで捨てられる犬は激減することでしょう。

しかし、ペットショップやパピーミルという商売で生計を立てている人たちがいて、全ての犬がどうあるかよりも人間に都合の良い・便利なペットショップがあるほうがいい、という人たちがいるのも確か。需要と供給があり、なおかつ長く続いてきた商慣習というのはそう簡単になくならないものですね。

なくならないのなら、時代に合わせた改善を求めるしかありません。


10年前とは法律も条例も、そして常識もずいぶん変わりました。友人とも、ペットショップは企業間の差が大きくなったねーなんてよく話しています。

例えば、たびたび話題に出てしまうウチのpeeさんの出身ショップ、テ○テ○さん。今さら褒めるわけではありませんが(笑)、じつはペットショップの中では、けっこう頑張っているほうだと思っています。(上からですいません。適切な表現が難しいです。笑)

今では当たり前になりましたけど、10年前すでに本店でしつけ教室が行われていたし、子犬の社会化プログラム(それもD.I.N.G.Oの)もずいぶん前から取り入れていました。ホームページに犬の臨界期について書いているペットショップなんてここくらいじゃないでしょうか。 (臨界期を語るなら、生後3ヶ月くらいまでは親犬の元で過ごさせるべきでは?などツッコミたくなる気持ちはさておいて)

ほかにも、ブリーダーから仕入れた犬を検査するための生体管理センターの公開など、情報公開への姿勢は見えます。何よりトレーサビリティ(流通経路を明らかにする)に取り組んでほしいところですが、やはりそこはブラックボックス。そこをもし変えられたら、愛護派からも本当に評価されると思うんですけどね。

最近は仕入れる犬達も半数以上が8週齢に近いようです。(テ○テ○の社長は「札幌市動物愛護管理のあり方委員会」のメンバーですから、条例はしっかり遵守すべきですね。笑) 詳しくは書けませんが、これまでにワタシが聞いた話から判断すると、購入後のトラブル対応も他ショップよりもきちんとしているかもしれません。


そもそも、ペットショップが好き、という人はこんなブログは読まないと思いますが、どうしてもペットショップと仲良くしたい方は、法令を順守し、愛護の気持ちを持って正しく動物を扱い、飼い主の意識向上に努めるペットショップを探してお付き合いいただきたいものです。

”安さが売り”とうたうショップは当然仕入れを叩き、結果苦しめられているのは繁殖犬だということを一人でも多くの人に気づいてほしいのですが、なかなか伝わらないですね。

ちなみに生後3ヶ月にもみたないような子犬や子猫を、テレビ番組にホイホイ貸し出すようなペットショップは立派でもなんでもありません。やたらと最近新店舗をオープンさせていて、イヤな感じです。

|

« 遺伝と、ペット業界の話② | トップページ | チワワの受診記録 7月2回目 »