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2016年4月 3日 (日)

腎精

昨日の記事の余談ですが。

東洋医学では、人はそれぞれ親から与えられ生まれ持った「腎精」というものがあると考えられています。「腎精」はわかりやすくいうと、バッテリーの様なもの。人は「腎精」を少しずつ使いながら、そして日常的には食事をすることで精を補いながら生活しています。(言い換えれば食事は充電ですね)
でも、バッテリーにいつまでも充電ができるかというと、そうはいきません。それ自体が消耗すると次第に充電ができなくなり、寿命を迎えます。

だからこそ「腎精」はできるだけ大事に使う必要があるのですが、暴飲暴食や過労、房事過多で消耗すると言われ、特に出産は顕著とされています。(たくさん出産すればそれだけ腎精は消耗しますが、たくさん産めるということは元々腎精が豊富な身体だとも言えます)

これは人に限ったことではなく、動物も同じこと。

若いうちはともかく、犬が高齢になってからの発情期は確実に「腎精」を消耗し、すーさんのように持病がある場合は命を削ります。

避妊・去勢手術をためらう飼い主さんの「健康な身体にメスを入れるのは・・・」とか「人間のエゴだ」という気持ちもわからなくはないですが、犬は人間に管理されることで繁栄してきた動物。飼うこと自体がすでにエゴですし、飼っているならなおのこと、ストレスを極力取り除き、健康を維持することが飼い主の義務だと思います。

手術ですから負担は少なくないですが、長い目で見れば、充分にやっておく価値があります。高齢になって後悔しないためにも、「腎精」を大事に使わせてあげることをお勧めしたいです。


すーさんも避妊してもらっていたら、今こんなに苦しくならずに済んだのにねー。なんて、簡単に犬を捨てるような元飼い主には何を言っても無駄というもの。早くそういう無責任な人が犬猫を飼えない時代になってほしいなぁ。

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