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2016年4月 7日 (木)

利尿剤は早めに中止を

すーさんのその後ですが。
(チワワ 慢性心不全からの肺水腫)

◆当初、処方されたのは
ACE阻害薬
ピモベハート
ニトロール
ネオフィリン
ラシックス
を1週間

◆2週目
作用が最も強いと言われるループ利尿薬のラシックスを、より緩やかな作用の抗アルドステロン薬スピロノラクトンに変更、他は同じ
を1週間

◆3週目
スピロノラクトン中止
他は同じ


たまたま、かかりつけの先生が出席した週末のセミナーで循環器の話題が出ていたらしく、その内容も織り交ぜながらの今後の話となりました。

・症状が落ち着いてきたら早めに利尿剤は中止する。
→肺水腫は利尿剤を断つタイミングが難しく、長く使ってしまいがちだが、腎臓への負担が大きく、気づいたときにはBUN(血中尿素窒素)が跳ね上がり腎不全というケースが少なくない。また、ラシックスにはACE阻害薬の邪魔をしてしまう働きがある。

・慢性心不全であっても、全身の筋肉をおとさないために適度な散歩はしたほうがいい。

・食欲があるコを標準体重以下にする必要はない。
(最近は人間も標準よりやや太めのほうが健康だと言われてますよね)

など。

だいたい人と同じですが、大きく違うのは、犬は腎不全になると安楽死を勧められるということ。これだけは何とか避けたいです。

舌下や膣で溶けるニトロの話も出ましたが、今回はニトロールを経口で継続。腎不全を避けることを第一に考え利尿剤は中止しながらも、40回/分以上のパンティング、咳、チアノーゼに注意して様子を見ながら、怪しければ予備でもらったスピロノラクトンを服用させつつ20日後の再診となりました。

食事前後や膝に飛び乗ってくるときなどすぐにはぁはぁと興奮しますし、相変わらずの多飲多尿。利尿剤をやめても腎臓の負担は少なくなさそうです。本当にヒートには悩まされます。

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