« 2016年3月 | トップページ | 2016年5月 »

2016年4月30日 (土)

動物病院でたまらなくなるとき

本日、かかりつけの動物病院で薬待ちの時間、先生の電話の内容が耳に入ってきてしまう。

「いやー、よく頑張ってくれたと思いますよ。」

動物病院に行くとときどき遭遇してしまう、お礼の挨拶や電話。そう、ただのお礼ではなく最期のお礼。

今回の様に電話の場合はなんとか我慢もできるけれど、直接、それもご夫婦や親子で来ている場合は必ずと言っていいほど一方は涙で声がでない状況だったりする。見るまい聞くまいと思っても、どうしても耳に入ってきてしまう。すると、年々涙もろくなっているこちらはもう涙を抑えるのに必死。

うちもあのときは・・・と過去を思い出したり、そう遠くないうちにまたあの日がやってくるんだろーなーと考えたくもない日に思いを馳せてしまったり。そうなると、もうまばたきすらできない。

とにかく命は限りあるものだから仕方ないけれど、動物の場合は追い越し禁止が通用しないからなぁ。あとから生まれてきたくせに、必ず先に死んでしまう。だから大事にしないとなぁと毎回思うのに、毎回必ず後悔する。


今一緒にいられる時間を当たり前だと思わず、大切に毎日を過ごす。犬も人も同じ、できることはこれしかない。

GW後半はようやく気温があがりそう。元気なうちにたくさん芝生に行かなくちゃ。

|

2016年4月29日 (金)

ACE阻害薬とARB

3日連続、ACE阻害薬。ますますニーズのない話に突入します。笑

心臓が悪いと診断されたとき、犬はたいていACE阻害薬が処方されますが、人間の降圧薬はACE阻害薬よりはむしろARBが主流と言われています。

以前、その疑問を循環器を専門としている先生に尋ねたら「高いからねー」と一言。その後、2014年にはARBのジェネリックが出始めましたが、未だ犬ではACE阻害薬が主流のようです。やっぱりまだ高いから?ARBを処方されているという飼い主さんに、ワタシは出会ったことがありません。

そもそも人の降圧薬としてARBが選択されるようになったのは、ACE阻害薬の副作用である空咳や喉の不快感がなかったこと、そして何より臨床試験でのすばらしい成績が評価された結果と言われています。

しかしその後、ノバルティスファーマによる臨床データの操作疑惑が判明。(問題のARB”ディオバン”は日本で相当売れていた薬ですが、疑惑に加え薬価が高いこともあり、その後患者さんの多くはジェネリックに流れたと聞きます)

ARBはいい薬なのでしょうけど、本当にすばらしい成績だったかどうかは闇の中、ということらしいです。


日本高血圧学会でもACE阻害薬とARBとを併記していますし、そもそも同じレニンーアンジオテンシン系で作用する薬ですから、効果は大差ないとも聞きます。
むしろ、ACE阻害薬の副作用とされる「空咳」が肺炎の予防となるため、あえて高齢者にはACE阻害薬を処方するという話も聞きます。

・・・とここまでくると気になりませんか?そんなに出るんですか?「空咳」。


犬の心臓病が発見されるきっかけの一つが咳。しかし、アンジオテンシン変換酵素は発痛物質であるブラジキニンを分解する作用もあるのですが、ACE阻害薬を服用するとその働きも阻害されてしまうため、肺のブラジキニンが増え咳が出ると言われているのです。

ということは、薬が効いていても咳が続いたり、喉の違和感があるってことなのかな?と新たな疑問がわいてきます。(相手が人間なら、本人に聞けばわかるんですけどねーf^_^;)


そこで、かかかりつけの先生に
「犬はARBは使わないんですか?犬用はないんですか?」
と聞いたところ

「使う先生もいる。犬用はないけど猫用(慢性腎不全用)を使う」
との返答。


犬はARBを使うと、副作用として血中のタンパクが増え、結果BUN(血中尿素窒素)が上昇することがあるそうです。

ただこれはラシックスなどで上昇するBUNとは事情が異なり(ラシックスの場合は脱水が原因なので、かなりやばい)、それほど危険ではないらしいですが。

でもねぇ。。。慢性心不全の身としては、またいつ肺水腫を起こしラシックスが必要になるかわからないわけですよ。危険性は低いとはいえBUNを上昇させて、腎臓に負担をかける選択を今する必要はありません。

ワタシの結論としては、ARBはナシとなりました。

でも、咳はなんとかしたい。息の止まりそうなイビキも、ひどい逆くしゃみもです。

エースワーカーの添付文書にある臨床成績には、「本剤投与に起因すると考えられる有害事象としては、いびき(1.1%)がみられた」とあります。

そんなことから、引き取り時から続けてきたエースワーカーは、前々日の記事に書いたようにアピナックに変更となりました。

|

2016年4月28日 (木)

ACE阻害薬はどれがいい?

で、昨日の続きでACE阻害薬の細かい話ですが。

ジェネリック以外はそれぞれの製薬会社によって開発されているので、目的とする働きそのものは同じですが、働き方や中身がちょっと異なります。(ジェネリックはオリジナルの特許が切れてから同じように作られるので、持続時間を変えたり、胃を保護する成分をプラスしたりしているのはありますが、ほぼほぼ同じですね)

どの薬がどうかを私達飼い主が知るのはなかなか難しいので、獣医師の経験に基づいて処方されますが、知り得る範囲(検索して出てくる範囲、ともいいますが)での個人的なメモです。

添付文書を見比べると、アピナックには活性酸素を除去する働きがあると言われるSH基があり、一方フォルテコールにはSH基はないとのこと。その他、アピナックには交感神経を抑制し、血管を拡張する作用もあるそうです。

また、アピナックを販売しているDSファーマアニマルヘルスの文章を見ると、「国内他施設臨床トライアルにより、他のACE阻害薬で咳のコントロールが不十分な症例での症状改善効果や亢進した心拍数を正常に近づける作用が報告されています」とのこと。
簡単に言うと、「他の薬では効果がなかったけどアピナックだと改善した犬がいる」ってことですね。

アピナックが他の薬より優れているとかそういうことではなく、合う、合わない、ということだと思いますが、すーさんの状態を考えるとこれは試してみる価値ありです。


チワワのすーさんは、しばらくエースワーカーをアピナックに変更、心臓を保護する目的でスピロノラクトンも継続して投与し、1週間様子を見ることになりました。

それでもダメなら、ピモベハート(一般名ピモペンダン)を増量することになりそうです。

しっかし薬代かかりますねー。チワワなんで多少薬価がかさんでも頑張れますけど、大型犬の飼い主さんは大変ですねf^_^;)

|

2016年4月27日 (水)

ACE阻害薬はなぜ必要?

弁膜症の我が家のチワワすーさん、食欲もあって元気もありますが、なかなか心臓の状態が改善しません。
具体的に言うと左心房がかなり大きくなったまま、心臓の周囲も内側も圧迫しているため心臓の負担は大きく、重い咳もとれません。(肺水腫は脱しました)

ピモベハート(強心剤)
ニトロール(血管拡張)
スピロノラクトン(利尿、降圧)
ネオフィリン(気管支拡張)

上記が加わりすっかり薬が増えてしまいましたが、ずっと飲んでいるのは、ACE阻害薬のエースワーカー(一般名:塩酸テモカプリル)。

すでにお空にいったbeeちゃんが飲んでいたのはマレイン酸エナラプリル(エナラプリルマレイン酸塩)。

ほか、よく動物病院で処方されるACE阻害薬といえば
アピナック (アラセプリル)
フォルテコール(塩酸ベナゼプリル)
などでしょうか。

一般的に処方薬は、患者数が多いものほど種類もジェネリックも多いですよね。

ACE阻害薬もご多分にもれず、ARBが登場するまでは(人の)高血圧症の第一選択薬と言われていた時期もあり、ジェネリック含めかなり種類があって、はたしてどれがどうなのやら。

最終的には先生にお任せしますけど、インフォームドコンセントは重要・・・ということで、病気と薬の個人的なメモです。


上記の塩酸テモカプリルやエナラプリルマレイン酸塩、ほかにもカプトプリルや塩酸イミダプリルなど、プリプリした名前だらけですが、みなACE(=アンジオテンシン変換酵素)を阻害する薬。なのでACE阻害薬と言います。 f^_^;) く、くどい。

ACE阻害薬はレニンアンジオテンシン系に作用します。レニン-アンジオテンシン系は、全身の血液の量を保持する役割があり、血圧を上げることで血液の循環を調節。


【レニン-アンジオテンシン系】

1.アンジオテンシナーゼ に
↓ 腎臓が血流量を感知して放出するレニンが加わると

2.アンジオテンシンⅠ になり、そこに
↓アンジオテンシン変換酵素が加わると

3.アンジオテンシンⅡ になり、それが
↓アンジオテンシンⅡ受容体と結合すると

血圧が上昇 を、カラダは無意識で行っています。


弁膜症などで心臓が全身にうまく血液を送り出せなくなると、腎臓は「血液の流れが足りない!」と判断し、頑張ってレニンを分泌します。

しかしいくら血圧は上がれど、弁の働きが悪いわけです。やはりうまく血液を送り出せず、また腎臓がレニンを分泌。悪循環となり、ますます心臓や血管に負担がかかります。

これを防ぐため、ACE阻害薬は上記2の働きを邪魔して、できるだけアンジオテンシンⅡが作られないようにします。
※ちなみにARBは上記3の邪魔をします


要するに、ACE阻害薬は弁膜症を治してくれる薬ではありません。(弁自体を治すには人工弁を取りつけるしかありません。日大獣医でこのオペができる、と以前聞いたことがありますが・・・)

治せない薬なら必要ない、獣医師の金儲けだ、と言う人もいますが、心臓は無理をして働きすぎると肥大し、次第に誤作動を起こすようになってしまいます。

悪くなってからではもっと強い薬やたくさんの種類の薬(要するに今のウチの様なフルセット)が必要になってしまいますし、何より心臓の寿命を縮めてしまいます。

症状が軽いうちに、塩分の少ないフードに切り替えたり、ダメージを進行させないための副作用の少ない薬(ACE阻害薬)を始めておけば、症状の軽い期間が長くなる、進行を遅らせられるのですから、これはこれで重要なことだと思います。

ただ、初期の心雑音は獣医師によって診断に差があるのは否めませんよね。カラードプラ(エコー)でしっかり診てもらうことをお勧めします。

|

2016年4月26日 (火)

今日は札幌も黄砂に注意

朝の情報番組で、「今日は札幌でも黄砂に注意したほうがいいです。特に気管支の弱い人は日中もマスクを」と言っていました。

こんな日の散歩は迷いますねー。
犬用マスクとか?想像するだけで可笑しいf^_^;)

先週末の散歩↓

Image


足がもつれて倒れたのではありません。笑

1週間ぶりに外を歩かせたら、狂ったように芝に背中をこすりつけるすーさん。いやいや、うれしいのはわかりますが、勘弁してくださいなf^_^;)


ちなみにすーさん、しっぽの会イベントにて100円で購入したイオンのTシャツを着用。キノコのアップリケがアクセント。笑


一方pee子、キャバリア愛好家の憧れ「MOBBY」にて購入したトレーナーを着用。今やプレミア付き?トビーがモチーフのロゴ最高!

Image_4

↑「何枚も撮ったのにまさかのオヤツなし?」怒ってます

|

2016年4月24日 (日)

ペットフードにおかしなものが混じっていたら

まずは
購入したお店、製造メーカーに連絡する
購入日、製造年月日や賞味期限などと合わせて、混入していたものなど詳細を伝える
のは、普通ですよね。

残念ですけど人間用の食品とは違い、ペットフードの場合、いい加減な対応をとられることも少なくありません(ワタシもそうでした)。念のため、可能であれば異物を部分的に手元に残しておく、少なくとも異物が入っていた状況を写真に撮っておくことをオススメします。

動物の体調に異変がおこるなど、必要なときは動物病院の受診。診断書をもらう、メーカーに連絡してもらうなど、獣医師に協力してもらえるとその後のやり取りがスムーズになることが多いです。(人間の場合と同じですね。ペットフードに異物にコメントをくれた方の体験談もぜひ読んでください)


そしてもう一つ、お願いしたいのが行政への連絡です。


「ペットフード安全法」という法律、ご存知でしょうか?

愛がん動物用飼料(ペットフード)の安全性の確保を図るため、平成21年6月1日から、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)が施行されました。

(環境省 ペットフード安全法より)

アメリカで相次いだ、中国産ドッグフードを食べた犬の死亡事件は衝撃的でしたが、日本でもペットフードの安全性が求められ制定された法律です。


詳細は環境省 ペットフード安全法の概要をご確認ください。


以下、一部抜粋
******************

5 有害な物質などが混入したペットフードが流通するなどした場合には、農林水産大臣及び環境大臣は、製造業者、輸入業者又は販売業者に対し、廃棄、回収などの必要な措置をとるよう命ずることができます。

6 農林水産大臣又は環境大臣は、問題が起きた場合などにペットフードの製造業者等から必要な報告の徴収又は立入検査等を行うことができます。また、(独)農林水産消費安全技術センターに立入検査等を行わせることができます。

******************

ここで述べられる有害物質というのは、添加物、農薬、汚染物質など「基準規格」に記載されているものを指しています。しかし、これ以外が全く無害ということはありませんね。

今回の我が家のような、誤って混入した異物について特に記載はありませんが、関連しているとしたらこのあたりかなぁということで


Q1 記載されている以外のもので、有害であると判断される場合の基準

Q2 回収や行政指導の措置をとる場合の判断基準

Q3 今回のワタシの、クプレラ異物混入について


上記を担当の関東地方環境事務所へ連絡してみました。(昨年6月のことです)


A1 有害かどうかは被害の程度による。具体的には死亡例。獣医師を通して数件情報があれば。

A2 同様事例が複数件あるかどうか。具体的な数字は言えない。農林水産省と情報を共有して問題のある業者の把握に努めている。

A3 個人と企業の仲裁はできない。異物が混入していたが、説明責任を果たさないなど誠意ある対応を取らなかったとして業者名を登録し、農林水産省と情報を共有する。

当時のメモと記憶を呼び起こすとこんな感じです。

読んでいただくとわかりますが、被害を受けた飼い主・動物救済のための連絡ではありません。あくまで、悪質な業者を放置しないため被害を拡大させないための情報提供を目的とした連絡です。

ですから、電話しても消費者センターの優しいお姉さんのように被害者側に立って親身になって(フリ含め)聞いてくれるとかはありません。笑
その辺りは期待せず、冷静に。より良い未来のために、です。


とにかく泣き寝入りはいけません。必ずその後の被害につながります。ただし、感情的にならないように注意しましょう。クレーマーだと誤解されれば、ますますこちらがダメージを受けます。

電話する前には言うことを整理してから、メールなど文章は作成したあとに時間をおいて読み直してから。簡単なことですが、これが大事です。

【追記】
環境省と農水省は情報を共有しているとのことなので、購入者が連絡すべきは環境省でいいと解釈していましたが、その後情報提供いただいた方から、メーカー所在地の農政事務所が、既に環境省に通報した情報を把握していなかったとお知らせいただきました。
それぞれご連絡されるようお願いします。

農林水産省 ペットフード安全法に関するお問い合わせ先

| | コメント (0)

2016年4月23日 (土)

ドッグフード(クプレラ)に異物 再び

Image

↑プラスチック様の異物が突き出たクプレラ
(昨年5月に撮影したものです)


LINNA商会が製造・販売している無添加ペットフード「クプレラ」。

無添加でヒューマングレード、しかも食いつきがいいという評判を信じて購入しましたが、フード粒から突き出ていたのはどこからどう見ても異物。去年の春のことでした。

すぐに販売店・メーカーに連絡をしましたが、返事も遅い上、説明も全く納得できる内容ではなく、さらに質問を返すと返信なし。

↓メールの記録
2015年7月28日
異物混入に関するメールのやり取り


幸いpee子が急に体調を崩すこともなかったので、こんな会社への連絡はストレスが増すだけ、時間の無駄と判断し断念しました。

でも、たまたまウチにだけ異物が混じっていたとは考えにくいし、何かの役に立つときがくるかもとメーカーとのやり取りをブログに残しておいたんですけど、一年経って不安的中。

クプレラのキャットフードに異物が混入していたというコメントを昨年の記事にいただきましたので、ぜひご一読を。

2015年5月31日
ペットフードに異物 2


人の食品にだって、おかしなものが入っていることは珍しくありません。でも、ペットフードとなるとあまりに対応がお粗末でびっくり。異物の成分分析もせずに自社見解のみで「ご安心ください」だなんて、いい加減にも程があります。

何より口のきけない犬猫用です。メーカーを信じたからこそ、安くないフードを選んで購入しただけにいっそう腹がたちますよ。

せめて、同日製造の商品購入者へ注意くらいは呼びかけてくれないものかと思いましたけど、LINNA商会はそんな誠実な企業ではなかったみたいです。


クプレラに限ったことではなく、もしフードに異物が混入しているのを見つけたら、決して泣き寝入りしないでください。犬猫は、フードが多少おかしな味でも、妙なものが入っていても食べてしまうことがあります。

被害を拡大させないためにも、声をあげること、しかるべきところに一報を入れることをお願いしたいです。2015年6月時点では、こちらで悪質なペットフードの情報を取りまとめていました。

環境省 関東地方環境事務所 野生生物課


ちなみにワタシ、去年、ここにたどり着くまで3軒電話しました。(最初に電話して、教えてもらった部署にかけたらまた違うと言われー)
何で野生生物課なんだろう、と思いません?わかりにくいってば。笑


|

2016年4月21日 (木)

たくましすぎるパピーミル

最近すーさんの病気の話題が多かったので、今日は久々にpee子のパピーミルの話を。


pee子はちょうど生後3ヶ月過ぎた頃、キャバリアを探していたワタシに札幌のペットショップ テンテンで購入されました。

受け取った血統書の繁殖者を調べると、そこは評判の良くない富良野の大規模繁殖場。

ブログをきっかけに親戚がみつかり血統書を見比べると、pee子の祖母にあたる犬は1才未満でpee子の母犬を出産していたり、そのほか集まった情報も知れば知るほど典型的なパピーミルでした。

数年前ですが、その富良野の繁殖場を実際に訪れたことがあります。リタイア犬の引き取り手を探しているとのことで、オーナーに犬を見せてもらいましたが、狭いケージからほとんど出たことがないため、抱きかかえられたまま怯え震えていました。もちろんこうした犬は、地面を普通に歩くことはできません。

「主人が亡くなって、一人で繁殖業をやっていくのは大変だから、規模を縮小させて、そのうちやめようと思っている。そのために繁殖犬を減らしたい。可愛がってくれる人に引き取ってほしい」

旭川のフリーペーパーに掲載された広告にはそういったことが書かれていて、確かに本人もそう言っていたのに。
去年の、その繁殖場の取扱業登録を見てみたら・・・


当時より犬の登録数、増えてるんですけど? f^_^;)


繁殖屋が年老いた不要犬を手放したいときに、廃業をチラつかせる ー よく聞く話ではありますが、まさか直接、自分の耳で聞けるとは。失礼ですが奥さまのお年もお年だったんで、てっきりお辞めになるものだとばかり。ワタシすっかり騙されました。笑

繁殖屋さんの図太さにはかないません。

peeさんのおかげで始めたこの拙いブログも、もうすぐ10年。勉強させてもらっています。


|

2016年4月19日 (火)

エコノミークラス症候群とストレス

4月14日の地震発生から5日目、エコノミークラス症候群を発症した50代の女性が肺塞栓で亡くなってしまったというニュース。

ワタシがもし被災したら、犬のこともあるし車中泊を選ぶでしょう。本当に人ごとではありません。

予防としては身体を動かすことが第一ですが、車中で過ごしている方も、避難所の方も運動をしようという気分ではないですよね。具合の悪いとき、気持ちが落ち込んでいるときに動きたくないのは本能です。

身体は、これまで経験がない程の大きなストレスにさらされ、別名ストレスホルモンとも言われるコルチゾールが増加するなど、様々な変化が起こっています。

コルチゾールが増加すると、心臓の拍出量・収縮力が上がり血圧も上昇するため、心臓に疾患のある人は要注意です。また免疫能が低くなるため感染症にもかかりやすくなるほか、長期に渡れば、血糖値上昇により糖尿病のリスクも高くなります。(ステロイドの副作用と同じです)

できるだけ人と話すようにして、一人で思い悩まないことをお勧めしたいですが・・・


話は戻りますが。
エコノミー症候群は被災されている方に限りませんが、特に心臓の悪い人、コレステロール値の高い人などは血栓ができやすくなっています。持病がない人でも、身体を動かせない状態に置かれていた数時間後から1、2週間くらいの間に原因のわからない片足のしびれや痛み、ダルさを感じたら注意が必要だと言われています。

大きく身体を動かすことはできなくても、その場で足首を動かしたり、足踏みをするだけでも予防になるそうです。

また、トイレが使用しにくい状況ではつい水分補給を控えてしまいがちですが、これも絶対NG。脱水はもちろん、血液が濃くなることでエコノミー症候群だけでなく脳梗塞などのリスクも高くなります。


また車中に動物だけを置いている人には、熱中症に十分気をつけてほしいです。


人も動物も、せっかく助かった命がこれ以上犠牲になりませんように。

|

2016年4月17日 (日)

祈ることしかできません

昨日の「新・情報7daysニュースキャスター」、北海道では前半のCMの大部分がACジャパンに差し替えられていました。(他の地域は違うかもしれません) 自ずと、記憶が東日本大震災とリンクしてしまいます。

熊本の地震が、これほど長引くとは思いませんでした。大きな被害を受けた方はもちろん、周辺地域の方たちも眠れない不安な日々が続いていると思うと胸が痛いです。

札幌からはずいぶん遠いですけど、ワタシ自身九州のDNAが組み込まれていて親戚が多いこともあり、これ以上強い地震がこないか、阿蘇山が大噴火しないか、どうして原発を停止しないのか、などなど心配で仕方ありません。

阿蘇山・草千里、黒川温泉、湯布院、高千穂峡。この辺一帯、大好きな場所なんです。。。熊本城もなんとか持ち堪えてほしい。

ちなみに、ワタシが大好きではないテレビ番組、「天才!志村どうぶつ園」でお馴染みだったチンパンジーのパンくん。阿蘇のカドリードミニオンにいるんですよね。大きな看板、よく覚えてます。動物達はどうなっているんだろう。こういうときは人命優先、わかってはいるけれど辛いのは動物も同じ。苦しいままの状態ではないことを願うしかありません。

草千里は放牧されたたくさんの馬が印象的ですが、熊本県内は犬(ブリーダー)も多いですよね。いいブリも、そうでないブリも。

とにかく、これ以上被害が広がりませんように。人も動物も、早く日常を取り戻せるよう祈ってます。

|

2016年4月14日 (木)

犬のあいさつ

peeさん、ごあいさつはお尻からですよf^_^;)

Image_2

pee子はすーさんの匂い(特に顔や頭)が大好き。ことあるごとに鼻をうずめてしつこく匂いを嗅ぐので、すーさんの頭はpee子の鼻水でしょっちゅう濡れています。笑

でもこれ、犬同士のマナーからするとアウトですよね。明らかにすーさんが我慢してくれています。(でも目がさほど嫌そうではない感じですが)

これだけ見るとpee子の立場が上に見えなくもないですけど、たびたびオヤツの野菜を奪われているのもpee子。我が家では、後からやってきた小さなすーさんのほうが強いようです。

でも2匹は相性がいいみたいで、いつも仲良くしています。
ケンカも怒ったことも、一度もありません。

|

2016年4月12日 (火)

利尿剤、再開

先月、肺水腫になってしまったチワワのすーさん。
利尿剤(スピロノラクトン)を中止して2~3日後、落ち着いていた咳の回数が増加。

就寝して、数時間経ったくらいから咳が出始めるのは人の心臓病の典型ですが、すーさんも同じ。横になって寝ることで、肺静脈から心臓への戻りがさらに悪くなることによると言われていますが、すーさんも深夜2時過ぎくらいから咳が出始め、昼前にはほとんど出なくなります。
(でも、犬ですからね。昼寝もするし、夜ご飯の後も一度寝るんですけど、ナゼかそのときは咳はでません)

咳が増えたこと、歯茎の色が平常時よりやや淡く見えたことで、念のためにもらっていた作用の緩やかなほうの利尿剤(スピロノラクトン)を再び飲ませ始めました。

2日間投薬して咳が収まりつつあったのに、ワタシの帰宅時に再びご機嫌&大興奮、プレイバウ連発で、激しく咳こむ始末。苦

やっぱり、利尿剤はもう少し続けるべきってことですね。


ワタシ的には飼い主が帰宅しても、喜びすぎない犬にしたいんですけどねー。前の飼い主にしっかり素地を養われてしまったのか、よほど留守番が悲しいのか(まぁチワワですから)、すーさんはその辺りの改善が難しいです。

帰宅時に犬が喜んでくれるとつい嬉しくて、飼い主・犬ともに大はしゃぎというのはよくある光景で、微笑ましくも見えますが、心臓が悪いと命取りです。帰宅した際の大喜びが発作を誘発し、死んでしまったりしたら悔やんでも悔やみきれません。

東洋医学で”心(しん)”は「喜び」と深い関係があるとされています。
やや赤ら顔で、よく笑う豪快なおじいちゃん、おばあちゃんには高血圧の人が多いと思いません?

おまけに高血圧は英語で”ハイパーテンション”。聞くたびに、大はしゃぎの幼稚園児が頭に浮かびます。笑

喜びに限らずなにごとも、過ぎないこと(度を超えないこと)が大事ですねー。

Image

ちょっとぺろがはみ出ちゃってますが、まだまだ収納可能

|

2016年4月10日 (日)

いかがなものかと

「ウチはトイプードルがいるんだけど、散歩には行かないから、散歩って言葉を(犬は)知りませんよ」

「(ケージに)閉じ込めっぱなし。しつけはしてないから」

「僕が酔っ払って帰ってきたときだけかまうから、酔って帰ると「かまえっ」てうるさくて」


んー、聞いていて気分が悪くなりました。さっき(日曜夕方16:00~)のFM North Wave 。←北海道のFM局

札幌ではちょっと知られたラーメン屋さん(てつや)がスポンサーについている番組。ナゼかそのラーメン屋の社長さんご本人と、パーソナリティの片岡香澄さんが番組を進行していて、上記は、その社長さんのコメント。

片岡さんとうひゃうひゃ笑いながら、全く悪びれもせず。もうほとんど飲みの席トークにしか聞こえませんでしたけど。

こーいう飼い主は実際いくらでもいるんだろうけど、いまどき、これを公共の電波を使って堂々とオンエアさせてしまうなんて、レベルの低さを露呈させているようなもの。いかがなものかと思いますが。

|

2016年4月 8日 (金)

なぜ慢性心不全から肺水腫になるのか

キャバリアの僧帽弁閉鎖不全は有名ですが、遺伝的に心臓の弱い犬種や血統は少なくないですから、きっと頭を悩ませている飼い主さんも少なくないでしょう。ワタシ含め。苦

犬の慢性心不全からなぜ肺水腫になるのか、どうしてラシックスを長期に渡って使うべきではないのかなど、できるだけ簡単に(?)まとめてみました。やっぱり長いので、興味のある方だけどうぞ。


心雑音がある=心臓の弁がきちんと閉まらないなどの理由で、本来心臓から動脈へ出ていかなければならない血液が、心臓の圧(陰圧)によって、再び心臓へ引き戻されている状態です。具体的には心臓の弁が閉じた音の後に続く、血液が逆流する際のザザーっという音のことを心雑音といいます。

さらに心臓の状態が悪くなると、肺でガス交換された酸素を含んだ血液がスムーズに心臓に入って来られず、肺にたまってしまいます。このとき血液の血漿成分(水)が血管から浸み出し、肺や気管を水浸しにしてしまう状態が肺水腫です。

水浸しになった肺はうまく呼吸ができなくなり、呼吸困難となります。そこで、急いで水分を肺から取り除くために使うのが利尿剤のフロセミド(ラシックス)。ところがフロセミドはとてもよく効くために、脱水を起こしやすく、腎臓の働きが悪いことを示すBUN(血中尿素窒素)が上昇しないよう充分注意する必要があります。(要は本当に必要なときかどうかを見極めるのが大事で、ダラダラと使う薬ではないということです)

腎臓のことを考えるなら、ある程度のところでスピロノラクトンなど緩やかな作用のものに切り替える、一度止めてみるという選択肢を検討する必要がある、というのが最近の治療のガイドラインのようです。
補足:フロセミド投与中に、オシッコが多いからと言って水を取り上げては絶対にいけません。医師の指示に従ってください

また、元々腎臓が悪い場合にフロセミドを使うと腎不全になるリスクが高いため、予め腎臓の検査をしておくのがベストです。

1分間に40回以上のパンティング(はぁはぁ)、チアノーゼ、継続する咳が出たら利尿剤を使うようにと、うちの場合は指示されています。


心臓自体を治療するのはもちろんですが、肺水腫は肺水腫で、きちんと治療しなければ命に関わります。人間なら入院して管理するところでしょうけど、犬の場合、性格にもよりますが入院しただけでストレスで病状が悪化することを考えると、極力自宅療養でいきたいものです。

そこで役に立つのが酸素室のレンタル。高濃度酸素を効率よく吸わせることで、肺や心臓の働きの悪さをフォローしてくれます。我が家は幸い友人から借りられましたが、設置費用など含め初月は2万円くらいかかるようです。継続して使うことを考えると安くはありませんが、息苦しさを改善してあげるには効果があります。

あとは万が一、再びチアノーゼを起こしたときに備え携帯酸素を購入しました(ドラッグストアなどで売っています)。車での移動中などに便利です。

そのほか、病院でラシックスを注射した場合は30分もしないうちに大量のオシッコが出ますので、帰り道にはオムツがあるといいと思います。

これからの暑くなる季節、心臓が悪いといつ肺水腫が起こるかわかりませんし、予め備えておくといいかもしれません。

|

2016年4月 7日 (木)

利尿剤は早めに中止を

すーさんのその後ですが。
(チワワ 慢性心不全からの肺水腫)

◆当初、処方されたのは
ACE阻害薬
ピモベハート
ニトロール
ネオフィリン
ラシックス
を1週間

◆2週目
作用が最も強いと言われるループ利尿薬のラシックスを、より緩やかな作用の抗アルドステロン薬スピロノラクトンに変更、他は同じ
を1週間

◆3週目
スピロノラクトン中止
他は同じ


たまたま、かかりつけの先生が出席した週末のセミナーで循環器の話題が出ていたらしく、その内容も織り交ぜながらの今後の話となりました。

・症状が落ち着いてきたら早めに利尿剤は中止する。
→肺水腫は利尿剤を断つタイミングが難しく、長く使ってしまいがちだが、腎臓への負担が大きく、気づいたときにはBUN(血中尿素窒素)が跳ね上がり腎不全というケースが少なくない。また、ラシックスにはACE阻害薬の邪魔をしてしまう働きがある。

・慢性心不全であっても、全身の筋肉をおとさないために適度な散歩はしたほうがいい。

・食欲があるコを標準体重以下にする必要はない。
(最近は人間も標準よりやや太めのほうが健康だと言われてますよね)

など。

だいたい人と同じですが、大きく違うのは、犬は腎不全になると安楽死を勧められるということ。これだけは何とか避けたいです。

舌下や膣で溶けるニトロの話も出ましたが、今回はニトロールを経口で継続。腎不全を避けることを第一に考え利尿剤は中止しながらも、40回/分以上のパンティング、咳、チアノーゼに注意して様子を見ながら、怪しければ予備でもらったスピロノラクトンを服用させつつ20日後の再診となりました。

食事前後や膝に飛び乗ってくるときなどすぐにはぁはぁと興奮しますし、相変わらずの多飲多尿。利尿剤をやめても腎臓の負担は少なくなさそうです。本当にヒートには悩まされます。

|

2016年4月 3日 (日)

腎精

昨日の記事の余談ですが。

東洋医学では、人はそれぞれ親から与えられ生まれ持った「腎精」というものがあると考えられています。「腎精」はわかりやすくいうと、バッテリーの様なもの。人は「腎精」を少しずつ使いながら、そして日常的には食事をすることで精を補いながら生活しています。(言い換えれば食事は充電ですね)
でも、バッテリーにいつまでも充電ができるかというと、そうはいきません。それ自体が消耗すると次第に充電ができなくなり、寿命を迎えます。

だからこそ「腎精」はできるだけ大事に使う必要があるのですが、暴飲暴食や過労、房事過多で消耗すると言われ、特に出産は顕著とされています。(たくさん出産すればそれだけ腎精は消耗しますが、たくさん産めるということは元々腎精が豊富な身体だとも言えます)

これは人に限ったことではなく、動物も同じこと。

若いうちはともかく、犬が高齢になってからの発情期は確実に「腎精」を消耗し、すーさんのように持病がある場合は命を削ります。

避妊・去勢手術をためらう飼い主さんの「健康な身体にメスを入れるのは・・・」とか「人間のエゴだ」という気持ちもわからなくはないですが、犬は人間に管理されることで繁栄してきた動物。飼うこと自体がすでにエゴですし、飼っているならなおのこと、ストレスを極力取り除き、健康を維持することが飼い主の義務だと思います。

手術ですから負担は少なくないですが、長い目で見れば、充分にやっておく価値があります。高齢になって後悔しないためにも、「腎精」を大事に使わせてあげることをお勧めしたいです。


すーさんも避妊してもらっていたら、今こんなに苦しくならずに済んだのにねー。なんて、簡単に犬を捨てるような元飼い主には何を言っても無駄というもの。早くそういう無責任な人が犬猫を飼えない時代になってほしいなぁ。

|

2016年4月 2日 (土)

てんかん→肺水腫→ヒート

一昨年の夏、旭川あにまあるからやってきたチワワのすーさん。引き取り時すでに心雑音があったことから、かかりつけ医と相談して避妊手術は断念したのですが、、、やっぱり多少リスクを背負ってもやっておけばよかったのかなぁなんてここ数日思ったりしています。

というのも、心臓の状態が急激に悪化したのは17日のてんかん(強直)発作が、そしてその発作はヒートが、それぞれ影響していると思うから。

雌犬は発情期を迎えると普段と様子が一転しますよね。うちのすーさんはとにかく落ち着きがなくなりウロウロ。落ち着いて寝ている姿は、日中ほとんど見られなくなります。普段とは違う声で鳴いたり、甘えたり、ひたすら前脚や床を舐めまくったり。見ているこちらが気の毒になるくらい忙しいし、うるさいです。

体調で言うと普段以上に食いしん坊になる上、オシッコの回数がやたらと増え、結果多飲となります。

こうした状況では心臓も腎臓もそして肝臓もフルスロットルなわけで、精神的なものはもちろん身体にとってもかなりのストレスがかかります。避妊すると太りやすくなるのはホルモンの関係もありますが、このストレスがないからとも言われていますよね。

年がら年中ぬぼーっとしているpeeさんとはえらい違いです。

すーさんが元々てんかん持ちだったかどうかはわかりませんが、少なくともうちにきて1年半以上発作はありませんでした。人間でも高齢者てんかんが多く見られるように、すーさんもそのタイプかもしれません。だとしても、こう立て続けにトラブルがやってくれば、ニューロン大興奮の発情期が発作を惹起したと考えるのが自然でしょう。

てんかんで死ぬことはありませんが、神経の大暴走により筋肉は大きなダメージを受けると言われています。心臓は筋肉でできてますから、やはり今回の発作の影響は少なくないはずです。

友人から高濃度酸素発生器まで借り、今回は乗り切れそうなすーさんですが、再びてんかん発作がおきたら心臓は持たないかもしれません。次回のヒートはかなり怖いです。


Image

↑年がら年中ぬぼーっとしているpeeさん

|

« 2016年3月 | トップページ | 2016年5月 »