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2016年4月28日 (木)

ACE阻害薬はどれがいい?

で、昨日の続きでACE阻害薬の細かい話ですが。

ジェネリック以外はそれぞれの製薬会社によって開発されているので、目的とする働きそのものは同じですが、働き方や中身がちょっと異なります。(ジェネリックはオリジナルの特許が切れてから同じように作られるので、持続時間を変えたり、胃を保護する成分をプラスしたりしているのはありますが、ほぼほぼ同じですね)

どの薬がどうかを私達飼い主が知るのはなかなか難しいので、獣医師の経験に基づいて処方されますが、知り得る範囲(検索して出てくる範囲、ともいいますが)での個人的なメモです。

添付文書を見比べると、アピナックには活性酸素を除去する働きがあると言われるSH基があり、一方フォルテコールにはSH基はないとのこと。その他、アピナックには交感神経を抑制し、血管を拡張する作用もあるそうです。

また、アピナックを販売しているDSファーマアニマルヘルスの文章を見ると、「国内他施設臨床トライアルにより、他のACE阻害薬で咳のコントロールが不十分な症例での症状改善効果や亢進した心拍数を正常に近づける作用が報告されています」とのこと。
簡単に言うと、「他の薬では効果がなかったけどアピナックだと改善した犬がいる」ってことですね。

アピナックが他の薬より優れているとかそういうことではなく、合う、合わない、ということだと思いますが、すーさんの状態を考えるとこれは試してみる価値ありです。


チワワのすーさんは、しばらくエースワーカーをアピナックに変更、心臓を保護する目的でスピロノラクトンも継続して投与し、1週間様子を見ることになりました。

それでもダメなら、ピモベハート(一般名ピモペンダン)を増量することになりそうです。

しっかし薬代かかりますねー。チワワなんで多少薬価がかさんでも頑張れますけど、大型犬の飼い主さんは大変ですねf^_^;)

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