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2016年3月30日 (水)

祝 条例成立

3月29日の議会で、札幌市の「市動物愛護管理条例案」が可決されました。これで10月から新条例が正式にスタートします。

詳細は記録のため下記に転載した朝日新聞「shippo」の太田さんの記事にありますが、2013年9月施行改正動物愛護法に定められた本則「56日」が付則によって「45日」に読み替えられ、実質骨抜きにされてしまった(ペット業界の圧力だと言われています)ことが、ワタシに限らず、全国の愛護家を落胆させました。

しかし、これがまさか札幌市の条例で、しかも”飼い主の努力義務”だなんて抜け道(失礼。笑)を使って実現されるなんて、想像したこともありませんでした。


言うまでもなく、”飼い主”というのは繁殖業者も含まれるわけです。

札幌市の努力義務ではありますが、これによって繁殖業者にも56日を待ってから子犬を出荷する努力義務が設けられたことになります。

そして何より、ペット業界を啓蒙するべき立場のペットショップが、生後56日に満たない子犬を販売していれば?企業倫理を問われることは必至です。

10月に入ったら条例の努力義務が果たされているか、久々にペットショップ巡りをしなければ。笑


とにかく、これは札幌市動物管理センター職員さんによるミラクルとしかいいようがありません。なんて機転のきいた発想力と行動力。札幌市民でよかったと心の底から思いました。3月末は異動の時期。本当に残念ですが、またいつか戻ってきてくれることを心の底から願っています。
条例の可決にご尽力された皆さん、ありがとうございました。


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朝日新聞 shippo
2016.3.30より転載


犬猫は生後8週間まで親元で飼育 札幌市の条例成立、全国初の努力義務規定

 生後8週間までの犬と猫は親子一緒に飼育することをすべての飼い主の努力義務とする札幌市の「市動物愛護管理条例案」が3月29日、同市議会で可決され、成立した。10月1日から施行される。

 ペットショップや繁殖業者も含む、すべての飼い主に対して「生後8週間は親子を共に飼養してから譲渡するよう努めること」とする条例の制定は、全国で初めて。

 幼すぎる子犬、子猫を産まれた環境から引き離すと適切な社会化がなされず、問題行動を起こしやすくなる。また生後40日過ぎくらいから母親からの移行抗体が減り始め、免疫力が低下するとされる。このため米、英、フランス、ドイツなど欧米先進国の多くでは、8週齢(生後56~62日)まで、子犬や子猫(国によっては子犬のみ)を生まれた環境から引き離すことなどを禁じる「8週齢規制」を法令で定めている。日本でも同様の規制が必要だと、獣医師や動物愛護団体、国会議員らが主張していた。

 2013年9月に施行された改正動物愛護法は、「出生後56日を経過しない」犬猫については販売などのために生まれた環境から引き離すことを禁じているが、現状は、付則によって本則の「56日」が「45日」に読み替えられている。札幌市の今回の条例は、こうした状況に風穴を開けるものとしても、期待されている。

(太田匡彦)

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2016年3月27日 (日)

すーさん、慢性心不全による肺水腫?

チワワのすーさん。先々週の深夜にてんかんの強直発作のような状態となった翌夕方くらいから、咳の調子が変化し始めました。

具体的に言うと、これまでは「ゲホっ、ゲホっ、おえっ 」だったのが、甲高く「ケン、ケン、ケン 」。

ただ、咳自体の回数が増えたわけではなく、おまけに病院には行ったばかり。そうでなくても病院が怖くてたまらないすーさんを、どのタイミングで連れて行くのがベストか考えていたところ、ワタシの帰宅時に興奮から咳を誘発。止まらなくなり、そのまま床に倒れてしまいました。

口をめくると明らかなチアノーゼで歯茎がまっ白に。病院へ急行しました。

運悪くかかりつけがお休みで、以前お世話になったことのある先生の元へ。

利尿剤と気管支拡張剤、ステロイド、抗生剤を注射。レントゲンは、心肥大は顕著なものの気管を押しつぶしているわけではなく、明らかな肺水腫というほどでもなく気管虚脱もなし。怪しいのは、右肺の中葉がやや白いかなと。(中葉は誤嚥などでトラブルを起こしやすく、なおかつ治りにくいんだそうです) 一先ず画像データを受け取り、その後はかかりつけに相談となりました。

かかりつけの先生からは聴診器をあてる前に触診するやいなや「雑音が手でわかるくらい明らかに悪くなってる」と言われてしまいました。体温が平熱だったことからも心臓の状態の改善を目的に治療することになりました。

いつものACE阻害剤に加え、
ピモベハート(血管拡張)
ニトロール(強心剤)
ネオフィリン(気管支拡張)
ラシックス(利尿)
をもらい、1週間後に再診。

しかし、帰宅してさらに問題発覚。なんとこのタイミングでヒートです。(というか、ヒートが悪さをしたのかーと納得)

2日後には咳は止まったものの相変わらず落ち着きがなく、寝たり起きたり、ちょっと動いてははぁはぁパンティング。ヒートの影響は大きいですが、心臓に負担をかけていることは間違いありません。先生からは「薬はフルコースだから、これ以上できることと言えば酸素室」と言われ、友人から高濃度酸素発生器を借り、その後状態は落ち着きつつあります。
(ちなみに札幌市内には、酸素室をレンタルしてくれる業者さんがあります。レンタル費用のほかに設置費用などがかかり、サイズにもよりますが、体重5キロ未満で初月20,000円くらいのようです)

以来、毎日朝は生存確認から始まっています。苦

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2016年3月24日 (木)

ペットショップ 評判

このブログにたどり着く方の検索ワードでかなり多いのが「ペットショップ 評判 」。

そのほかテ○テ○やワ○ダー、狸小路ペットショップとか具体的に検索されている方も多いです。クー○クなぜ安い?とか。笑

なぜでしょうね。基本はどこも薄利多売でしょうけど、一般的に安売りをアピールしている企業は人件費や仕入れなどの原価を他社より低く抑えます。

では、ペットショップの場合の、仕入れを抑えるとはどういうことか?

繁殖屋は犬をよりいっそう安価でペットショップに売ることになります。ますます繁殖犬や子犬にお金をかけることはできなくなる、ということです。

もし繁殖犬(子犬のお母さん)が家庭で飼われている犬のように、質の良いフードを食べ、毎日散歩をし、清潔な寝床やトイレが与えられ、健康診断を受け、適切なサイクル・回数の出産をしていたら?

とうぜんかかる費用は売値に反映されなければ商売として成り立ちません。安くしか売ることができないなら、その分手間もお金もかけないように飼養するのは当たり前のこと。

たぶんペットショップから犬を買いたい方が知りたいのは、どこのペットショップが安くてお得で健康な犬がいるか、などだと思いますが、生体展示販売のペットショップが仕入れる犬の大半はパピーミルと呼ばれる繁殖屋だとワタシは認識しています。要するに大差ないわけですが、なかでも生後2ヶ月に満たない子犬を他店より安く売っている店の仕入れはより劣悪な環境のパピーミルである可能性が高くリスクも高い、と考えるのが妥当だと思います。

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2016年3月21日 (月)

働く人と働かない人

前にちょっと書いた東京都の業者の件で余談ですが。

例の業者の動物取扱業の登録がどうなっているのか、そもそも行政はどこまで把握しているのかなどなど、札幌市民が都に連絡してもどうなんだろう?と思ったワタシの頭に真っ先に浮かんだのは、あの塩村都議でした。

「恋のから騒ぎ」からセクハラヤジまで、良くも悪くも話題に事欠かない人という印象でしたが、動物愛護に関する彼女の動きはすごい。
今年、真冬の札幌動物管理センターを視察され、勉強会も開いてくれた人です。これも何かの縁だろうとホームページからメールを送ってみると日曜の22時過ぎにも関わらず即効返信をいただきました。

松野衆議院議員を始め「犬猫の殺処分ゼロを目指す動物愛護議員連盟」のメンバーのみなさんはもちろん、3月10日の札幌市保健福祉局の審議でも「しっぽレポート」に報告のあった札幌市の動物愛護の新条例に関する質疑応答を読むと札幌にも頑張ってくださっている市議の方がいることがわかり、うれしくなります。
ちやんと名前を覚えておかないととメモ代わりに思うまま書きましたが、選挙の前にまた開くとしましょう。笑

一方で使途の怪しい政務調査費や国会中の居眠り、読書など日本全国各地で給与泥棒みたいな議員のニュースもつきませんが、見習ってほしいもんですね。

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2016年3月20日 (日)

チワワのすーさん、発作

以下、長いメモです。チワワのてんかん発作に興味のある方はどうぞ。

* * * * *
17日夜のこと。いつもワタシの傍らに寝ているスーさん。その日はやや部屋が暑く寝付けないのか普段よりも水を飲みに行く回数が多く、ちょっとウロウロしたりしてなかなか寝てくれず。(じつはこの落ち着かない様子が前兆でした)

ようやく眠りについて30分くらい経った頃、キャーと感高い悲鳴が続く。見ると目は開けたまま瞳は動かず、側臥位で前脚もつっぱったように伸展したままの状態。10秒くらいで悲鳴は止まるが、呼んでも反応はない。

とっさにてんかんかも?と思い、様子を見る。少し待ってから鼻先にフードを近づけてみると2秒くらいで覚醒し、頸だけを伸ばしてフードを食べたがる。

ちょっと離れた場所からフードを見せるとムクッと起きて近づいてくる。ちょっとボケっとしてるけどフラつきはない。

休ませようと思い寝ていた場所を触るとたっぷり失禁していた。

心拍数は毎分120くらい、呼吸も普段通りで熱もなさそう。疲れたのかすぐにぐっすり寝た模様。(重積発作だったらどーしようかとワタシはしばらく寝付けなかったけど)

翌朝は元気。食欲もりもり。オシッコもウンチも問題なし。

仕事に行く前に病院に寄って置いて行くことも一瞬考えたけど、スーさんにとっては病院が何よりのストレスなので(先生みなさん、ごめんなさい。笑)、次回受診予定まで様子見としました。

犬の特発性(=原因不明)てんかんは、発作の頻度によって抗てんかん薬を使うかどうかを決めます。以前pee子が別のタイプの発作を起こしたときに犬のてんかんについて説明を受けていたので、今回深夜に病院に走ることなくすみました)

危険なのは重積発作で、5分以上続く発作や、前の発作から状態が戻りきらないうちに発作を繰り返す場合や、24時間以内に再び発作が起こる場合などで、こうした場合は命に関わる恐れがあると言われています。

うちは痙攣のない強直発作で、二度目の発作も今のところ起きてないし薬を始める状況ではないと思うけれど、やっぱりチワワのてんかんは多いんだなぁと実感。譲渡犬ですからブリーダーはもちろん親兄弟もわからないためなんとも言えませんが、家族性かもしれません。(10数年前の某金貸のCMにより、パピーミルやペットショップがブームにのって、チワワの繁殖を急いだせいだと思いますが)

最悪の場合、脳腫瘍などもあり得るんでしょうけど、心臓の状態と年齢を考えるとオペはもちろんMRIもやりたくないので、今は極力ストレスの少ない生活を心がけ見守るしかありません。

Image_2

最近めっきり白くなったすーさん、推定12歳

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2016年3月15日 (火)

子犬のトリコモナス症

テソテソ(笑) ア●オ店で子犬を買った。
ずっと下痢が続いて、テソテソ指定の北●動物病院で見てもらったらトリコモナスが出た

というお話を聞きました。
(犬のトリコモナスは大腸に寄生する原虫です)

テソテソに限らず多くの生体展示販売を行なっているペットショップではパピーミルから子犬を仕入れているわけですから、ウチの場合はたまたまアカラスでしたが、トリコモナスでもコクシジウムでもなーんでも全然珍しくはありませんし、防ぎようもありません。

北愛で診てもらう分はテソテソが費用をもってくれるんでしたっけ?それは良心的ですね、といいたいところですが果たしてどうでしょう?現在症状は落ち着いたとのことですが、完全除去は難しいと言われていますし。

本当に犬猫の好きな方は、今後は親犬や兄弟犬を確認できる優良ブリーダーから直接購入か、愛護団体や保健所等からの引き取りをご検討いただきたいものです。

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2016年3月14日 (月)

急増する犬猫引き取り業者

昨日のブログ、ドッグバンクのこと 続きに続いて、犬猫引き取りの話ですが。

今朝夏目さんの「あさチャン」で、ペットの高齢化・介護の特集がありましたね。

テレビで紹介されていた茨城の「老犬老猫ホームひまわり」は終生飼養が前提、支払額が年間となっていて面会も可能とのことでした。ここがベストかはわかりませんが、本当にどうすることもできなければ信頼できる人や施設を探して、飼養に関わる”安くはない費用”を負担するのは最低限の義務だと思います。

しかし、安易に里親探し代行をうたっているところはどうなっているでしょう?

里親募集の告知もせずに、次々と引き取った犬の里親が決まり続けるとはワタシにはどーしても思えないのです。

そもそも、大量に犬を引きとれる環境があるということは元々は繁殖業者である可能性が高いでしょう。(だからなおさら信用できない)

まだ老犬ホームが珍しかった頃、友人と訪れたところがまさにそれで、実体は繁殖業者。後日関係者から聞いた話では、引き取った犬が若くて出産可能なら仲間の繁殖業者へ転売・譲渡は当たり前。それ以外の残った犬たちはパピーミル同様に3段に積まれた汚れた狭いケージに入れられ、何十匹もいたダックスは群れて狂ったように吠え続けていたのは今も忘れません。
その後、業者が廃業し逃げたあとは敷地から死骸が出たのを友人が見ています。

一概に老犬ホームと言っても、皆同じではありません。以前ほど悪質なことはし難い世の中になっていると思いたいですが、詐欺まがいの業者に引っかかりお金を払ってしまうとその業者は次の被害者を生むことになり、被害はますます広がります。

「知識がなかった」ではすまされませんし、結局被害を受けるのは弱い動物たち。飼い主がしっかりと知識を持たないといけないですけど、結構ご高齢の方が多いからなぁ。。。

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2016年3月13日 (日)

ドッグバンクのこと 続き

週末、友だちに会ったときに報告し忘れたので、メモ兼ねて一旦ここに記載します。最近忘れっぽくて困ります。

例のオスとメスをセットで購入させ子犬を買い取るという、ドッグバンクの業者の件。
ドッグバンクのこと

東京都の担当局から今年1月に改善指導が入っており、その時点でドッグバンクの告知ページはHP本体からは削除されていたそうです。(先月騒ぎになった時点でも、ドッグバンクのページはリンクが外れていましたしね)

業者は、そもそもやる気もなかったけどHP作成業者の手違いであのページがweb上に残ってしまった、と言っているそうです。でもやる気がなければそもそも作んないでしょうし。興味がある人だけにURLを拡散することもできるので、web上にあったほうが便利ですよね。

とにかくあのページが残っていたことを担当局が把握・確認していただけたのはよかったと思いました。

で、ワタシが気になっている「里親」のほう。
なぜ29,000頭以上の実績という尋常ではない数になっているのか、東京都以外にある「犬牧場」とはどういうつながりなのか、なぜ全国各地から引き取りが可能なのか、です。

背景にあったのは秋田犬愛好家繋がり。実績数字は仲間全体のものとのことでした。
URLにある「akitainu」から、もともと秋田犬のブリーダーだということは想像がついていたけど(ちなみに現在は動物取扱業の「販売」は返上しているそうですから、販売はできません)、そうやって全国各地から引き取っていたんですね。

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2016年3月 6日 (日)

前眼房の炎症

チワワのスーさん(推定11歳)、ちょっと前に、朝から右目をパチパチさせて開きにくそうにしていたので、その日の午後、さっそくかかりつけの動物病院へ。

傷がついているかどうかを検査したけど特に問題なし。一応ステロイドの目薬で様子を見ることになったんですが、夕方には症状が消えたので目薬はさすことなく様子を見ていました。

が、それから3日後くらい。気づくと黒目全体がうっすら白濁。白内障らしき白濁も元々あるんだけど、その場合、白濁は瞳だけなので今回のはちょっと妙。

再び受診すると、前眼房(簡単に言うと瞳の前の、水がたまっているところ)が炎症を起こしているのではないかとのことでした。

普通は傷がついたりして炎症が起こるんだけど、前回の検査で傷がないのは確認済みなので原因は謎。

スーさんはチワワにしてはやや粗雑なところがあり、無理矢理突進してあちこちぶつけたりしてますからねぇ。ワタシの知らないところで何かあっても不思議はありませんf^_^;)

ヒアルロン酸の目薬をさすように先生からは言われたけれど案の定、おとなしく目薬をささせてくれるはずもなく、日々格闘。
マニュアル通りに押さえてしまうと大暴れして危ないので、不意に後ろから襲って垂らしてやります。 一応ご褒美はあげるけど、なんで貰えてるかわかってないかも。笑

ブラッシングスプレー、歯磨き、服の着用。いろいろクリアしてきたけど、目薬はどうかなー。
まるで子犬みたいな11歳、リトレーニング真っ最中です。

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