« ホワイトロック、出現 | トップページ | 迷子のコーギー【江別市豊幌】 »

2010年10月 7日 (木)

技術開発と特許、そして目的

むかわ町といえば「ししゃも」だったのに、
これからは「ノーベル賞の町」になってしまうのでしょうか(笑)

北大名誉教授鈴木さんのノーベル化学賞受賞、
すごいですね。

医薬品から電子製品にまで
この鈴木さんのクロスカップリング反応という技術が使われているなんて、
文系のワタシには逆立ちしてもわかりません(笑)

でもよーくわかったこともあります。

鈴木さんは自身の研究の特許は何一つとっていないと
おっしゃっていました。

その理由は

・当時(1979年)は特許をとるということが多くなかった
・企業の支援があり、資金面ではさほど困っていなかった
・学生が働いてくれたこと※で、自身が特許をとることに釈然としなかった

※大学での研究-とくに理系は、教授(研究室)の研究テーマに
 興味をもった学生(院生)たちがそれぞれ所属します。教授の手足となり、
 
ときには昼夜を問わず研究の現場を支え、それが学生自身の学び・研究にもなります。
 ようするに学生がいなければ研究もはかどらないわけですね 
 (↑ワタシの認識)

そして、

・特許をとらないことは、誰でもこの技術を使えるというメリットがある

世界中の人々が自由に使えることで、
この技術は基礎研究から実用レベルまで
幅広く広まったんだそうです。

なるほどー。

開発者や製作者の権利というのは当然、守られるべきものであるけれど、
その技術のすばらしさを広め、多くの人々の役にたてることを
第一の目的に考えたときには、ときに
道を阻むことにもつながりかねない、ということですね。

さて、ここからはいつもの愛護話ですが・・・

AERA 2010年6月21日号の記事でも触れられていました、
下関市が1億円以上を費やして開発した
世界初の、吸入麻酔剤を使用した殺処分機。

この装置が特許を取得しているのはよく知られていると思います。

【参考】
下関市 動物管理センターについて~動物の致死処分方法と装置



殺処分機はそうでなくても高額なものですが
これに特許が加われば・・・?
いっそう他行政が導入しにくいものになることはわかりますね。

下関市動物管理センターの職員の声として、
AERAにはこう書かれています。

「精神的な苦痛を取り除いてあげることはできません。
だから肉体的な苦痛だけでもなくしてあげたかったのです」

言うまでもなく、殺処分で犬ねこが苦しんでいるのは
下関市に限ったことではありませんね。

全国の犬ねこのことも、考えてもらうことはできないんでしょうか。


何のための開発だったのか、第一の目的を考えたら・・・

ワタシには、この特許が道を阻んでいる気がします。


また、
“この殺処分機の導入によって、
猫の殺処分が前年度の1.5倍に増加した”と書かれたブログを
けっこうみかけます。

元のニュースソース自体が削除されているうえ
公式データがみつけられなかったので、真偽の程はわかりません。
(安楽死が可能になったから、安易な殺処分が増えている、とは
 やや考えにくいのですが)

でも、なんだかすっきりしませんね。。。

*.* .*.☆
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
*.* .*.☆
   ☆.* よろしければ、プロフィールもご覧ください*.

|

« ホワイトロック、出現 | トップページ | 迷子のコーギー【江別市豊幌】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ホワイトロック、出現 | トップページ | 迷子のコーギー【江別市豊幌】 »