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2010年10月14日 (木)

トイプードルのライソゾーム病(サンドホフ病)

もっと早く書きたかったんですけど
うまくまとめられず引っ張ってしまいました。
(…と、前置きはどーでもいいですね^^;)

ノエルちゃんとライソゾーム病のこと、遺伝子検査のことです。

これまでも何度か書いてきましたが
進展がありましたので、再び何回かに分けて書きます。

まず、ノエルちゃんとライソゾーム病のこと。

トイプードルのライソゾーム病(サンドホフ病)に関する論文が
「Jounal of Veterinary Internal Medicine」
September/October2010 で発表されました。

「GM2 Gangliosidosis Variant 0 (Sandhoff-Like Disease)
 in a Family of Toy Poodles」
abstract(要約)はこちら  ※英語です

知ってる人は知っている(笑)こちらのブログ(「獣医神経疾患画像集」)に
情報が出ていたので、そろそろかなーなんて思っていた矢先
ノエルちゃんの飼い主のnoeさんから
「論文が発表された」との連絡が。

(それとほぼ時を同じくして、仲間数人からこちらのブログについて
連絡がきたことにも、妙なきずなを感じたりして。)

これでトイプードルのサンドホフ病情報については
世界中の獣医師が入手可能になりました。

noeさんの当時の苦しみを考えると…
安易によかったーというわけにはいかないんです。

でも、これでようやくノエルちゃんのことが
世界中の研究者に、獣医師に、そして何より犬たちに
役立てられるわけですから、やっぱり喜ばしいことですね。

同じ苦しみを繰り返さないためにも、
まずは、ブリーダーのみなさんにもっと積極的に
繁殖犬の遺伝子検査を受けさせてほしい
です。

そして、そのためには
私達飼い主が、
“繁殖犬の遺伝子検査はいまや当たり前”という風潮を
作っていかなければいけません。

また遺伝病については、
知識をもっている獣医師自体が多くないことからも
正しい診断がなされず、
無用な治療が行われるケースも多々聞いています。
(きちんと症状を伝えられない飼い主側にも問題があるとは思いますが)

獣医師のみなさんに日々勉強していただきたいのは
言うまでもありませんが、人任せはいけませんね。

飼い主である私達も勉強は欠かせません。
自分以外の命に責任をもつって、そーいうことだと思いますから^^

【参考】興味があったらぜひ読んでください。恐ろしく長いけど^^;

※4では、今回の論文(サンドホフ病)とは別の、
 トイプードルのライソゾーム病のことにもふれています。
 こちらのほうが事態はより深刻だと言われています

2010年3月31日
講演会「犬猫の遺伝病と動物愛護」のこと1

2010年4月7日
講演会「犬猫の遺伝病と動物愛護」のこと2

2010年4月8日
講演会「犬猫の遺伝病と動物愛護」のこと3

2010年4月9日
講演会「犬猫の遺伝病と動物愛護」のこと4~トイプードル

2007年11月22日 
ノエルちゃんのこと

遺伝子検査のことは追ってアップします。

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コメント

ワタシさんにちょっとお尋ねしたいことがあってコメ欄お借りしようと思ったら、ちょうどこの記事だなんて!
なんだか、タイミングがいいんだか?悪いんだか?

ワタシさんは保護犬に力を入れてらっしゃいますよね。
で、その保護犬達の中に、あきらかに神経症状があったり、脳の病気を疑えるようなイヌ達っていますか?
もちろん隠れた病気もあるでしょうから、あくまでも見た目にわかる異常があると言う意味です。

あ、内容が内容だけに非コメのほうがいいかしら?
結構いる、とか、見ないな~、とかだけ教えていただければOKですからよろしくお願いします。

投稿: coach | 2010年10月14日 (木) 13時54分

coachさん、こんにちは。

>ワタシさんは保護犬に力を入れてらっしゃいますよね。

そんな堂々と言えるほどじゃないですよ^^;

で、神経症状や脳の病気ですか?
関わりの度合いは別にすれば、これまで
300匹以上は見てる計算になるんですけど
見るからに異常、という犬はいないですね。
(年老いて斜頚っぽくなってる犬はいますけど、別ですよね)

こんな返事でいいのかしら(笑)

もちょっと待っててくださいね。
遺伝検査の話が終われば~!

投稿: ワタシ | 2010年10月14日 (木) 15時55分

ありがとうございます♪
いや、ちょこっとお尋ねしてみたかっただけなので(汗
ですよね!
普通、滅多に出会わないですよね!

そっか、私の周りだけ?か?
なんか最近やたらとその手の話を聞くもんで、もしかしたら捨てられちゃった子達の中にも結構いるのかな?って思っちゃいました。
ん?そんな子が多かったら記事にされてそうですね~

あ、全然ゆっくりでいいですよ~
めっちゃハードなのでは?(笑
あれもこれも~頑張って!

投稿: coach | 2010年10月15日 (金) 09時39分

coachさん、こんにちは。

神経系の障がい、そんなに多いんですか…^^;
ひょっとすると地域的なことも関係しているんでしょうか
(繁殖業はそちらのほうが盛んですよね、歴史も長いし)

こちらの捨て犬でよく目につくのは腫瘍と皮膚疾患かなぁ。
ただ、あまりにも状態が悪い犬が持ち込まれると
情報が公開されることなく殺処分されるので、
ワタシが知らないだけかもしれないです。

お気づかいありがとうございます。
しなきゃいけないことも、したいこともたくさんありすぎて
眩暈がします~^^;きゃー。

投稿: ワタシ | 2010年10月18日 (月) 18時48分

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