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2010年10月29日 (金)

遺伝子検査について

採取した遺伝子を増殖し、原因遺伝子※を特定する薬を用いて
その病気の原因遺伝子の有無を確認する

これが遺伝子検査の一般的な方法だそうです。

※原因遺伝子…それぞれの遺伝病を引き起こす遺伝子のこと
 (病気によって異なります)

日本国内でも検査(受付のみも含め)が可能になったこと、
獣医師や研究者はもちろん
シリアスブリーダーなどの愛犬家がその必要性を広めたことで
遺伝子検査を取り入れるブリーダーは増えてきているようです。
(ペットショップに犬を卸すパピーミルは無論論外ですけど)

市場規模1~2兆円とも言われ
なにかと景気が良さそうに見えるペット業界ですから
遺伝子検査もご多分に洩れず
とびつく企業が少なくないようです。

でも、どこも同じレベルの
ノウハウや技術を持ち合わせているのでしょうか?

「検査機関」と聞いただけでつい信用してしまいそうになりますが、
ペットの場合は人間とは異なり
法律で厳しく守られているわけではありません。
実際怪しい話も耳にします。

結局ペットに関することはすべて
飼い主が自分で調べて、見極めていくしかないと言っても
言い過ぎではないかもしれません。

ペット葬儀業者による正丸峠の事件も勉強になりましたしね…。
2010年4月5日 いいこと、悪いいこと

選択肢自体が増えるのは
利用する側にとっては喜ばしいですけど、
専門知識のない私達が数ある検査業者を見分けるのは大変なこと。

というわけで、お役にたつかどうかはわかりませんが
ここには素人のワタシが
いろんな方に教えていただいたことを書いておきます。

※記載事項の間違い等のご指摘や情報はありがたく頂戴いたしますが
 選択においての最終的なご確認・ご判断はご自身でお願いします

 

【検査機関は大きくわけて2タイプ】

検査機関には
1.検査の受付もラボも自社
2.検査の受付のみを行っていて、検査自体は他(企業や大学等)に委託
という2タイプがあるようです。
(それ以外の形態もあるかもしれません。あくまでワタシの知っている範囲です)

2の場合は窓口となる企業が
きちんとした知識をもっているかどうかが重要となります。

というのも、
単にお金儲けのために権利を買って窓口になるところもある、と
聞いているので。さすがにそういうのは不安ですよね。

【検査を受ける機関によって結果に違いはあるのか】

もちろんそんなわけはありません。(あってはいけません)
上記1でも2でもきちんとした検査をしていれば
間違った結果や、検査機関によって異なる結果が出る
なんてことはありません。
(もし異なる結果が出た、という方がいたら情報いただけると助かります)

が、ごくまれに
例えば、検体採取時の異物混入などによる
細胞増殖の失敗などが起こりうると聞きました。

きちんとしたところであれば失敗の連絡がくるはずですので
こうしたことからも
検査機関を選ぶうえでもっとも重要なのは
信頼性であるのは言うまでもありません。

【どれだけの原因遺伝子を把握しているか】

その研究機関が
どれだけ遺伝性疾患の原因遺伝子を把握しているか
(検査対象となる犬種・疾患を把握しているか)もかなり重要です。

基本的に1項目の検査につきいくら、と料金がかかりますので
(また1検体につき検査2項目まで、など決まっています)
「そこで、どれだけの検査ができるかはあまり関係ない」と
考える人もいるかもしれませんが、
どれだけ病気を把握しているか=検査機関の実力 だと
ワタシは思ってます。

ただし、ここにも落とし穴(?)があって
GTGあたりでも検査できない病気・犬種を
“検査できる”とうたっているところがあれば、それは逆に要注意です。
(もしあったら情報をください)

【ワタシの結論、やっぱり大手。ただし…】

やっぱり名の知れた大手が安心…ということになるでしょうか^^;

業界大手、よく知られているのはオーストラリアのGTG。
サイトによると日本国内の窓口は個人の方になっています。
(詳しくは知りませんが、こちらの方のようです。
(株)PLUSH PUPPY JAPAN GROOMING PRODUCTS
 http://www.plushpuppyjapan.com/about.php

また三菱化学メディエンスも
遺伝性疾患についてはGTGに委託している旨が
サイトに書かれていますし、
アメリカのオプティゲンも
アジア地域についてはGTGに委託しているようです。

GTGは当然自社ラボがありますし、
原因遺伝子の把握もトップクラスでしょうから
安心感があります。

ただワタシ個人的には

バイオス医科学研究所 と IDIDA をおススメしたいのです^^

理由は単純。
信頼できる日本の企業・機関だから。

GTGは海外なので検査結果が出るまでに時間がかかります。

が、そうした時間的なデメリット以上に
まずは日本国内において、検体を増やし
新しい原因遺伝子を国内で発見できる環境を作ることが大切だと
思うんです。

この辺については人それぞれ考え方もあるかもしれませんが、
国内の技術をあげ、認知をあげていくことが
日本のペット業界を良くしていくことにもつながる、とは
考えられないでしょうか。

遺伝子検査に限ったことではなく、
なんでもかんでも海外に頼るのはどーかと思うんですよね^^;
(無論、決定的な差があれば話は別ですよ)

もし、ブリーダーさんとお話する機会があったら
「遺伝子検査はどこでしていますか?」と聞いてみてください。
(もし海外でしたら、今後はぜひ日本の検査機関をおすすめしてください)

いずれにせよ
GTGやバイオスなど、具体的な名前を出して話をすれば
そのブリーダーさんの知識・見識・胆識あたりまで
みえてくるかもしれません。

以下参考までに…

バイオス医科学研究所 DOGGENEページ

日大獣医やIDIDAのある麻布大学獣医、
また遺伝病で有名な新庄動物病院とも
共同研究を行っています

佐草かずまさブログ

IDIDAに関わっていらっしゃる先生のブログです




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安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
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   ☆.* よろしければ、プロフィールもご覧ください*.

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コメント

詳しくありがとうございます。
個人的にはバイオスに1票なのですが、海外でのショーチャレンジなどもされてるブリーダーはやはりGTGじゃないかなぁ~なんて思ってしまいます。
だからこそ、個人での依頼は国内で!とも思いますが。

佐草先生のブログ、どんな小さな情報でもください!
ってありましたね。
呼ばれちゃってるかしら~我が家って(苦笑

まずは遺伝病に積極的に取り組み、遺伝子検査への案内までしてくださる獣医さんが増えることも近道だと思ってます。
なかなか出会わないんですよねぇ。
遺伝病に積極的な獣医さんには!
ゲッ=3 ただの愚痴になってきた(汗

投稿: coach | 2010年10月29日 (金) 20時32分

coachさん、こんにちは。

こんな長くてわかりにくい記事を
どれだけ普通の飼い主さんが読んでくださるかは疑問ですけど
簡単にも書けず…悩みに悩んだ挙句のアップでした(汗)ははは。
遅くなってすいませーん。


>海外でのショーチャレンジなどもされてるブリーダーは
やはりGTGじゃないかなぁ~なんて思ってしまいます。

そーですね。
GTGは海外で通用する証明書があるんですよね。
(余談ですけど、そのGTGの証明書も
日本ではJKCが公認しなかった、と聞きました。
詳しくは知らないけど
そーいうところもJKCって???ですよね…)

ってことで大多数の、一般のブリーダーのみなさんは
国内にお願いしたいです。

まずはなにより獣医師のみなさんに
もっとペット業界全体をよくする方向の考えに
シフトしてほしいですけど(毒)

投稿: ワタシ | 2010年11月 1日 (月) 13時35分

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