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2010年10月15日 (金)

遺伝子検査のこと1

昨日の続きですが。

遺伝子検査は、数年前までは
海外に検体を送ってやり取りするの普通でしたが
最近は日本でも受け付けています。

ワタシが認識しているのは…

 IDIDA JAPAN日本畜犬遺伝性疾患協会

 ジェネティックテクノロジーズ(GTG)

 バイオス医科学研究所 

 三菱化学メディエンス(動物検査でVet Gen社と提携)

もしよかったら
コチラ 2010年8月5日 犬の病気と検査のこと
も読んでみてください。(長くて恐縮ですが^^;)

今回は遺伝子検査は必要かどうか、についてです。

獣医師のなかにも
「遺伝子検査はやる意味がない」と言う人がいるみたいですが
でも、一概にそう言ってしまうのはどーかなーと
ワタシ個人は思ってます。

たしかに普通の家庭で飼われている、繁殖しないペットへの
遺伝子検査の必要性は低いかもしれません。
(あとで述べますが、これも考えようですよね…)

でも、例えば白内障を発症した場合は?

通常の白内障であれば手術をすれば見えるようになりますが
その原因がPRAだった場合、術後の回復は
ほとんど望めないと言われています。

PRAを原因とした白内障の手術をすることは
体に、無駄な負担をかけるだけですね。
(動物病院は儲かりますが。毒)

その他の遺伝性疾患の場合も
原因がわからないまま対処療法を続ければ
体に負担をかけてしまうかもしれません。

病気や症状によっては
疑わしいと思ったら検査をしてみる、
それは決して無駄ではないようです。
(まずはその分野に詳しい信頼できる動物病院を探すこと、
 そのためには飼い主が知識をもつことが不可欠ですが^^)

また、もし現時点で健康だとしても
将来どんな病気が発症するのかわかっていれば
今から準備できることもあるかもしれませんしね。
例えば失明することがわかっていれば、
コマンドは音を重視したものにしておくとか。

では、検査対象が繁殖犬の場合はどうでしょう?

これは家庭のペットとは全く話が変わってきます。
ぜひとも検査を受けてほしいと思ってます。

「繁殖犬の遺伝子検査をしたらオールクリアだった。
 その犬から産まれる子犬は絶対に健康か?」

こう聞かれれば、答えはもちろんNOです。

検査でわかるのは、現在すでに解明されている
遺伝病の発症に関連する遺伝子があるかどうかのみ。
(↑ちょっと乱暴な言い方ですが)

また犬種も限定されます。

どういうことかといいますと…

検査機関のHPを見ると、例えば

セロイド・リポフスチン症、CL症

 ・ボーダーコリー
 ・イングリッシュセター
 ・ミニチュアダックスフンド
 ・アメリカンブルドッグ

というように、検査可能な「病気」と「犬種」が限定されているのです。
(どこの検査機関でもほぼ同じだと思います)

これは上記の犬種以外にこの病気が発症しない、ということではなく
現時点では発症していない、または
発症していても解明されていない、検査ができない、という意味。

遺伝病の世界はまだまだ未知の世界で、
これからどんな病気が出てくるかもわからないから。

でも検査が全く無駄、ということではありません。
現時点で予防可能な病気だけでも検査しておくのは
とても重要なことです。

ミニチュアダックスのPRAは
キャリア、アフェクテッドをあわせて50%とも70%とも
言われています。
人気のトイプードルもずいぶん発症しているようです。

これを無計画に繁殖させれば
この先産まれてくる子犬はどうなるでしょう?

可能な分だけでも、病気を発症するリスクは排除しておく、
こうしたことの積み重ねは必要です。

もっと詳しく、きちんと知りたい方は、
ぜひこちらを読んでください^^

 バイオス医科学研究所
 犬の遺伝子検査に関する正しい理解について


次回は、検査機関の選び方について書きます。

*.* .*.☆
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
*.* .*.☆
   ☆.* よろしければ、プロフィールもご覧ください*.

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