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2010年8月25日 (水)

愛護気分?

「ねこ(または犬)を拾ったけど、ウチでは飼えない。
そちらでなんとかしてもらえないか」

愛護・保護活動を実践している人を大きく悩ませる
依頼・相談の一つがこれ、ですよね。

なかには
愛護活動をしている人の家や施設にねこ(または犬)を
置き去りにしていくという悪質なケースも。

でも、珍しいことではありません。
ちょっと検索しただけでもこうした話は相当出てきます。
札幌市内でねこの保護活動をされている方のサイトにも
「捨て猫が放置された」と書かれていたり、
個人の方のブログにも同様のことが書かれていたり。

本当に多いのです。


依頼してくるほうも本人的には
目の前の命を救おうと精いっぱいなのかもしれませんね。

でも、それはただの責任転嫁というもの。

自分でできない(やらない)ことを
「人にやってほしい」と頼むだけの行為は
愛護でもなんでもありません。

言われるほうの身になってちょっと考えれば…わかりますよね。
命の危機にさらされているのは、依頼者の目の前のコだけではないのですから。

愛護活動を実践している人は、つねに
“ある命を助けられる”という安堵感とともに、
(キツイ言い方ですが)“ある命は見殺しにしなければならない”という
究極の選択
を強いられています。
現状、全ての命を助けることは不可能だから。

さらに依頼者から連絡がくることによって、
見殺しにしなければならない数が増える…
自分は間違ったことをしていない、と愛護気分な責任転嫁の対応に苦慮する…

どれほど大きなストレスでしょう?

愛護活動を継続させるのは並大抵の努力ではありません。
いろんなことを犠牲にして、その上でようやく活動は成り立っています。

だからこそ、限られた命しか助けられないその選択は
実践している本人のみが決定すべきこと。
人からとやかく言われるものではないと思うのです。


今日現在、札幌市動物管理センターの「譲渡可能ねこ情報」の一番下には
推定1.5ヵ月、可愛いオスの“放棄”ねこがいます。

「ノラ猫を保護したが、飼育を続けられないとのことで持ち込まれました」
付記されています。

保護目的だろうと何だろうと、一度飼育した動物を手離すことを
「捨てる=放棄」と言うのです。

オモチャではありません。命です。手間もお金も時間もかかります。
「可哀想」という気持ちだけでは結局一匹も救えません。
ちょっとやそっとの努力では不可能なのです。

だから、自分の無力さを知った上で、
せめて自分の責任の範疇でできることを実践していく。
そして必要にせまられたときは、火事場の馬鹿力でがんばる^^

それほど難しいことではないですよね^^

愛護活動を実践している人たちも
日々悔しい思いをしながら、
決して楽ではない活動をしていることを理解してほしいのです。

*.* .*.☆
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
*.* .*.☆
   ☆.* よろしければ、プロフィールもご覧ください*.

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コメント

全く其の通りですね。

動物愛護活動していると聞いて、何でもかんでも動物を受け入れると思っている馬鹿飼い主が多いのも確かです。

自分は苦労もましてお金も全く出さないで、都合だけを押し付ける輩が如何に多い事か・・・・

同時に動物愛護団体と名乗りながら、保護活動している方達を人事見たく、眺めている団体が居る事も確かな事ですね。

情けない限りです!

投稿: 影の住人 | 2010年8月25日 (水) 20時39分

影の住人さん、こんにちは。

自分で面倒をみる覚悟で
相談にのってほしいというならともかく、
人に頼めばなんとかしてくれると
安易に考える人が少なくないのが残念です。

業界団体は“愛護”とか紛らわしい名前をつけないでほしいですよね。
飼い主のいる犬猫しか興味ないくせに・・・。

投稿: ワタシ | 2010年8月25日 (水) 23時29分

こんばんは! すごく悩んじゃいました。

何を?→「自分は大丈夫?」って(^_^;)
ただ首突っ込んでるだけじゃない?
無責任に何かをしてない? なんて、もう1人の自分に聞いてました( ̄∀ ̄)


自分では、とりあえず出来る範疇でしてるな!と思うけど、ボラの方々や自分の知らない情報には質問責めでご迷惑かけてますね( ̄○ ̄;)
ワタシさんにも被害が!?…でしたらゴメンナサイm(_ _)m

投稿: みなみな | 2010年8月26日 (木) 00時58分

みなみなさん、こんにちは。
どうぞご安心を^^
調べてもわからないことはもちろん聞いたほうがいいし、
たくさんの人と意見を交わす機会だって
どんどんもったほうがいいと思うんです。

お互い持ちつ持たれつ。
話して無駄なことなんてありません~^^

投稿: ワタシ | 2010年8月26日 (木) 09時55分

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