« 犬の講習会 | トップページ | 犬との暮らし »

2010年4月19日 (月)

盲導犬のこと

盲導犬ユーザーによる『盲導犬虐待』情報の真偽が
問題になっているようですね。

アイメイト協会の公式ブログには、
状況の説明と併せて、これ以上騒ぎが大きくしたくない、という協会側の
切な願いがつづられています。

でも。。。ここに書かれていることは、ワタシには
なんだか腑に落ちなかったりします。

軽い気持ちで流布するなんてつもりは全くないのですが
こうした問題が起きたときこそ、いろいろ考えるいい機会かと。
(というか、いつか書こうと思っていたし)
ちょうどいいので触れます。

虐待が事実がどうかの証拠が得られていない、とありますが
それは当事者にしかわかりませんよね。
相手は口のきけない犬です。

ただ、去年だったかな、ワタシも犬仲間から
「嫌なとこ見ちゃった…。
 転倒した人が盲導犬を殴ってた」
と聞いたことがあります。

証拠はありませんが、彼女が嘘をつく理由もありません。
ワタシはそういう事実があったと認識しています。

今回の件、協会は“証拠がない”ことを主張していますが
そんな場面に出くわして「これは証拠を残さないと!」と
即座に写真をとれる人はいませんよね…。
周りに人がいれば、そんなところを写真に撮ったこと自体
非難されるでしょうし。

事実かどうかを確認することはもちろん大事ですけど
必要なのは、犯人探しや過去の調査以上に、
今後の対策についてを考えることだと思っています。

確かに、協会のブログに書かれているように、
“盲導犬を使用するすべての人たちに対して
あらぬ疑いや不必要な懸念が生じてしまう”ような事態は
招いてはいけませんけど、
こうした問題を不要に大きくしないためにも
必要なのは今後の協会の対策ですよね。

ブログには
“我が国で盲導犬を使用する人たちに、
そのようなことはあり得ないと信じている”と書かれています。
信じるのは自由ですけど“信じます”だけでは…ね。

普及をひろめるのなら
使用者にも犬にも負担がかからないよう
フォローをしてほしいと思うんです。



以前に、コメントのレスに書いたことがありますが
ワタシ自身は盲導犬には賛成ではないんですよね。
盲導犬だけじゃなく介助犬や警察犬も。
(犬じゃないけど動物園もです。偏っていると言われても否定しません。汗)

もちろん犬に仕事をさせることがどうこうではありません。

現役の犬に対するケアのこともそうですし、
何よりも、年老いてきたことによる変化を感じ始めた犬が
仕事からも、主人からも離されるストレスを考えると…
「盲導犬だから仕方ない」と
犬を区別したくないという個人的な考えからです。

でも、それは個人が何を重視するのかによって違いますよね。

だからワタシ自身、自分の考えが正しいとも思えません。
もしワタシが盲導犬が必要な立場になれば
あっさり考えも変わるかもしれません。

でも人間の福祉を考えるのと同じくらい犬のことも考えてほしいし
何よりいろんな考えがあったほうが
より良くなるんじゃないかと思うので、こんなこと書いてみました。

今回の件に限らず、都合の悪いことをふせようとすれば、
余計に反感をかうだけのようにも思います。

みなさんはどう思いますか。
機会があったらお友達とも話してみませんか^^

*.* .*.☆
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
*.* .*.☆
   ☆.* よろしければ、プロフィールもご覧ください*.

|

« 犬の講習会 | トップページ | 犬との暮らし »

コメント

私は盲導犬、そり犬、あとホームなんかでお年寄りを癒す役割の犬…なんでしたっけね、それらがどうも馴染めない一人です。
さっそく内容を確かめようとググりましたが削除されてて読めませんでした。
以前、テレビ番組で新しく盲導犬を貸してもらうのに練習している年配の方が今まで犬を飼ったことがないとかで犬との接し方から注意されてて、あんなんで大丈夫なんだろうかと心配したことがありましたよ。
盲導犬に関しては何の為に生まれてきたのかというのが私の率直な気持ちです。

投稿: eriboo | 2010年4月20日 (火) 07時17分

eribooさん、こんにちは。

ワタシは半分は同感、半分はちょっと違う考えです。

たぶん、ソリを引くのが好きな犬も、
人からちやほやされるのが好きな犬もいると思うんです^^
ユーザーさんと強いきずなで結ばれている犬もいるようですし。

ただ、仕事をもってしまうとどうしても、
仕事をするのも引退するのも
犬の体調や気持ちよりも人間の都合だけで決められてしまいますよね。
(もちろん表向きはそうではないでしょうけど)

でも、家庭犬もある意味では同じ側面をもっているのかもしれません。
とくに捨てられてしまう犬たちはそうですね。

犬は人間が繁殖している以上、人間のために生かされているんでしょう。
犬に限らず、経済動物と呼ばれる命はみなそうですね。
人間って傲慢ですね。
どうするのがいいのかは、さっぱりわかりません…
難しいですね。

投稿: ワタシ | 2010年4月20日 (火) 12時28分

確かに難しい問題です(難しくしているのは人間です)しかし。犬は人間の欲求や仕事の補助を目的として本来は改良されてきたのです。
乱暴な意見かもしれませんが。
問題意識がずれていると思います。
すべての人が悪者ではありませんし、人は悪と善。
誰でもいつでも持っているのです。

投稿: nao | 2010年4月20日 (火) 20時52分

naoさん、こんにちは。

そもそもワタシのブログでは
虐待があったかどうかを論点にするつもりはないんですよ。

虐待に限らず、起こりえるさまざまな問題に対して
協会がどう考えているのか、そして
今後どうなっていくのか等を含めて
盲導犬という存在について改めて考えたいというのが
この記事や次の記事の意図です。

人間が経済動物に手を加えてきたことで現在があるのは
知っているつもりですよ。
「本来こうなんだから」で片づけてしまうのは
違うと思います。そうした考えでは何も進展しませんから。

すべての人が善悪の両面もっていることも
当たり前のことですよね。

投稿: ワタシ | 2010年4月22日 (木) 13時25分

はじめまして。昨年から読ませて頂いています。盲導犬のボランティアで街頭募金に参加した事もあるのですが、一度デパートの喫茶店で、常連らしい中年男性の足元に、疲れたように舌を出して眠りこける盲導犬を見て切ない気持ちになりました。この日本で、街の真ん中のデパートまで来るのは大変だろうと・・・。もうボランティアはしていませんが、もやもやした感じを抱えていました。このブログを読んで、少し気持ちが整理されたような気がします。自分で犬を飼い始めてから、世の中の動物を取り巻く環境について考えるようになりました。これからも、意見を言ってくださいね。

投稿: ちよ | 2012年1月 4日 (水) 10時56分

ちよさん、はじめまして。
すっかり放置状態のブログにコメントありがとうございました。

去年も数回ありましたが、
真夏の暑い日に、合羽のような服を着て歩いている盲導犬を見かけると
疑問を抱かずにいられなくなります。
ちよさんも同じような感覚だったのかもしれませんね。

ときどきしか更新しませんが、もしよろしかったら
またいらしてください^^

投稿: ワタシ | 2012年2月12日 (日) 16時19分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 犬の講習会 | トップページ | 犬との暮らし »