« いいこと、悪いこと | トップページ | ペット死体不法投棄容疑、業者の元町議を逮捕 »

2010年4月 7日 (水)

講演会「犬猫の遺伝病と動物愛護」のこと2

ようやく2です^^;

その1は→講演会「犬猫の遺伝病と動物愛護」のこと1


前回の記事を簡単に書くと

「ライソゾーム病は、
繁殖者が知識をもち、適切に対処(検査を行ったうえで繁殖)すれば
その発症数は確実に減らしていくことができる。
でも、現実はそう簡単にはいかない。
なぜなら、ライソゾーム病を認識している人が少なすぎるから」

ということでした。(毎度長々とすみません^^;)

では、どうしてライソゾーム病を認識している人が少ないと
その発症を抑えられないのか?

説明するまでもありませんけど・・・

こんな恐ろしい、(でも)予防可能な病気があることを知っている人は
犬を買うときには多少慎重になります。

でも、何も知らない大部分の人は
手軽に安価で犬を手に入れられるペットショップやブリーダーから購入します。

それは、単に儲けたいだけの
ペットショップやブリーダー(パピーミル含む)の経営を
成り立たせることになります。
検査を受けたり、繁殖させる犬を吟味したりといった
一般的にいう企業努力をする必要がないんです。好都合ですよね。

そうして儲けたいブリーダーは売れるうちに、
産めるうちに、どんどん子犬を産ませます。
それを、また知識のない消費者がペットショップから購入する。

効率と利益率だけを重視した商売ほどよく回転し、
遺伝病は減らないどころか、増え続ける、という
悪循環が起きている
からです。

こうした現状を変えるために、何より大切なのは
私達消費者が

・繁殖させる犬は健康な親犬
・繁殖犬の検査は必
・リタイヤ犬は最期まで面倒をみる
・生後3カ月~の子犬しか売らない


こうしたブリーダーからじゃなければ子犬を買わない!と決めて実行すること。

そうすれば、
単に儲けたいだけのペットショップやブリーダーは商売できないようになり
不幸になる犬は激減するんです。絶対に。

ライソゾーム病に限った話ではなく、なんでも
知らない→仕方ない→それで終わり、ではないですよね。
知らなかった→今後は変えることが必要。

何もせず、あきらめて口をつぐんでいることは
確実に、こうした現状を助長させることにつながっています。

そんなわけで、ワタシが思うに
犬の犠牲を増やしているのは、先に犬を買った私達自身の責任です(悲)

大和先生がJKC登録数の推移について説明してくれました。

2009年度のJKCの登録数が
プードル、チワワ、ダックスの上位3犬種だけで
全体の半分以上を占めていること、

トイプードルが10年で7倍以上になっていること、

これは普通のことではありません。

大和先生の言葉通り「当然、相当なムチャをして作っている」わけです。

犬は、数少ない犬を外国から輸入して繁殖させ、その数を増やしていきます。
数少ない犬を増やすためには(それ以外の目的でも)
親戚同士を掛け合わることはたびたびです。

遺伝学的にみて、身体の安全を考えれば、
赤の他人同士を時間をかけて交配するのが理想なのは当たり前。

でも、儲けるためには
「リスクは無視して、売れるうちにたくさん作る」ことがコツ。
犬の安全を考えないブリーダーほど、儲けられるわけです。

そして、その非情なブリーダーを支えているのは
ブームに振り回される消費者、私達です。

注:
こんなブログを読んでくださる奇特な方の中で
トイプー、チワワ、ダックスを飼っている方、不快に思われたらすみません。
事実は事実として受け入れてください。もちろんブームではなく、
その犬種を愛しているからこそ飼ったなら
それはそれで胸をはるべきだと思います。

この病気とその背景や問題点を説明して、
理解してもらうのは非常に難しいですね。

「犬には人間の感情がついてくるから難しい」と先生もおっしゃっていました。

でも、本当の犬好きなら、感情にふりまわされず、
目的を見失わないようにすることが大切だといつも思うんです。

(ペットショップにいる子犬を見て「可愛い~」と
 勢いで買ってしまうのはもってのほかです。苦)

その3へ続く(しつこい。笑)

*.* .*.☆
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
*.* .*.☆
   ☆.* よろしければ、プロフィールもご覧ください*.

|

« いいこと、悪いこと | トップページ | ペット死体不法投棄容疑、業者の元町議を逮捕 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« いいこと、悪いこと | トップページ | ペット死体不法投棄容疑、業者の元町議を逮捕 »