« 勉強してきました | トップページ | いいこと、悪いこと »

2010年3月31日 (水)

講演会「犬猫の遺伝病と動物愛護」のこと1

3月28日に行われたこの講演会の内容は
グレ母さんがまとめてくださっています。ぜひご拝読ください。

グレ母さんのブログGracious Garden→遺伝病講演会を終えて


ということで、ここでは大和先生の講演やその他資料から学んだ
ワタシ自身のライソゾーム病に関する思いを書きます。

*********************************************************


遺伝病というのは治療が難しく、基本的には対処療法を行うしかない、と
ワタシは認識しています。
(遺伝子治療で成功しているものもありますけど、犬には現実的ではありませんね)

なかでもライソゾーム病など致死性の病気の場合、
飼い主はただただ愛犬の病気が進行していく姿を見守るしかありません。

と、これだけ聞くと絶望的になりますが、
考えようによってはそれほど怖い病気ではないとも言えます。

ライソゾーム病はその遺伝子をもった犬=キャリア同士を
繁殖に使わなければ発症を防ぐことができるから。
悪性腫瘍を予防するよりも簡単ですよね。

純血種の場合は基本的には血統が管理されていますし、
病気が解明され、キャリアかどうかを調べる検査が可能になれば、
そして
全ブリーダーが誠実に繁殖犬に検査を実施してくれたら、
その後の犠牲は限りなく0に近づけることが可能なんです。


しかし、現実はそうはいきません。


理由はいろいろありますが、
簡単にいうと、ライソゾーム病が自体を認識している人が少なすぎるから。

そして認識している人が少なすぎるその理由は大きく2つ。
(とワタシは勝手に理解しています)


一つは、ライソゾーム病自体が
人間でも数千人に一人出るかどうかという珍しい難病で、
犬の場合、大部分が若いうちに絶命してしまうから。


大和先生もそんなことをおっしゃっていたと思いますが
 患者(犬)が少ない=お金にならない=
 研究する人自体が少ない=解明に時間がかかる
…etc
わけです。

犬の場合、人間のように
難病指定となって公費で負担…なんてことはありません。

また多くのペットショップがそうであるように
犬に万が一のことがあったときは、別の犬で補償が可能だったりします(毒)

数千頭のうちの一頭に何か異変がおきても
気にしない人たちが大部分なのかもしれません。



そして、もう一つの理由は
この病気が公になっては困るという
タチの悪い方たち(ブリーダー)がたくさんいらっしゃるから。


こんなことは、匿名の悪態ブログでしか書けませんが
犬業界には普通(カタギ?笑)とは異なる感覚をお持ちの方も
たくさんいるようです。

こうした方たちがいるからこそ、
せっかく判明したキャリアラインも公開できないのでしょうね。
公開すれば、業界では大騒ぎになるのは目に見えます。


研究者や関係者には、たびたび脅しの電話があるようですし、
ワタシも以前情報収集をしたとき、犬業界の方から
「(ワタシが調べていたブリーダー達が)
 何をするかわからないような人たちだから、一切関わり合いたくない」と言われました。


ブリーダーにとってみれば、犬は大事な金の卵。
自分の生活がかかっているわけです。

「人の犬にケチをつけるな!」
彼らがそういうのも無理はないですよね。



…なわけありませんって(毒)



可愛い盛りの1歳になるかならないかの愛犬が
嘔吐、ふらつき、徘徊、糞尿は垂れ流し、
あちこちにぶつかって眼球に傷がつき、病気の種類によっては凶暴になることも。
次第に歩行困難、飼い主の認識もできなくなり、寝たきり。
治療のすべもなく死んでいくしかない。



これを仕方ないと言えますか?

未解明の病気なら、100歩譲ってそう言うかもしれません。
でも、検査で予防可能な病気だったとしたら?
ブリーダーがそのことを知っていたのだとしたら?
許すことができますか?
(ただ、購入者自身も事前にいろいろ調べず、簡単に購入したのなら
 一方的に相手を責めるのは違うかもしれませんね)


プロでありながら、問題に気づいていながら、
手を差し伸べる研究者の声に耳をかさず、
その原因を取り除くための対処もせず、
自分の利益のために気づかないふりをして売り続ける。
さらには、自分が邪魔だと感じた人間には脅しをかける。

こんなことがまかり通っているのは、犬業界くらいじゃないでしょうか。
人間が口にする食品だったらえらいこっちゃです。

結局、法規制がゆるいから、
しょうもない方たちが商売がしやすい=正直な人は儲からない 業界なんですね。

こういう背景があるから
ライソゾーム病(に限らず、いろんなこと)が
闇から闇へ葬られ、知る人ぞ知る存在となっているのです。

(…とワタシは思っている)

長くなるのでその2へ続きます。

*.* .*.☆
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
*.* .*.☆
   ☆.* よろしければ、プロフィールもご覧ください*.

|

« 勉強してきました | トップページ | いいこと、悪いこと »

コメント

28日はお疲れさまでした!
私も無事参加し、グレ母さん・ワタシさんにご挨拶したいと思ったのですが…どんな方かわからず、「みなみなデス!と叫べ」と旦那に言われたのですが(苦笑)
いつかお会いしたいです(*^o^*)


頭の弱い私には、映像でどれだけ恐ろしく悲しい病気であり人間のエゴが生み出したものなんだと大まかにわかったつもりですが、実際は……と沈黙(-.-;)キチンと対処すればもっと稀な病気?(無くせるもの?)として認識したのですが…合ってますよね!?
パピーミルや知識のないやたら繁殖したがる人を規制できれば簡単なんですよね~ 道は険しいけど(>_<)
個人の繁殖も私は好感もてなくて…むやみに増える犬猫をますます悲しく思えます(;_;)


個人的に衝撃なのは流行で犬種を選ばない!と言うのを「その通り」だと思ってますが成り行き上、我が家に来た愛犬はダックス全盛期でした(笑) けして流行で買ってないんですがね~( ̄∀ ̄)と少々落ち込みました。


長くなりましたが最後に、リンクさせて頂いていいですか?私の拙い知識より、ワタシさんのしっかりとした知識をお伝えしたいです。
ヨロシクお願いしますm(_ _)m

投稿: みなみな | 2010年4月 2日 (金) 09時01分

みなみなさん、こんにちは。

レスが遅くなってすみません!
リンクの件はもちろんOKです。よろしくお願いします。

当日は前の席を陣取ってたので、グレ母さんとはちゃっかり挨拶したんですけど、みなみなさんとは会えなくて残念でした^^;叫んでくれたらよかったのに~(笑)

講演の内容、ワタシはこれまでも調べていたことなので復習できて良かったんですが、初めての人にはちょっと難しいですよね。

でも、知識のない繁殖や繁殖業者の妨害、知識のない飼い主が理由で遺伝病が広がっているということはみなさんが感じていらっしゃったんじゃないかと思います。

この次の記事にも書きますけど、“流行犬種”であろうとなかろうと、ちゃんとした思い入れがあって飼ったならなおさら、何も落ち込む必要はないですよ~^^

ワタシなんかペットショップでウチの犬を買ったのに、この開き直りよう…(汗)みんな前だけを向いて行きましょう!

投稿: ワタシ | 2010年4月 5日 (月) 13時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 勉強してきました | トップページ | いいこと、悪いこと »