補足2【ペットショップについて】
先日のブログに書いた「ワタシがペットショップに反対する理由」。
その補足2です。
非常に珍しい病気であるライソゾーム病。
・・・の、はずなのに、ワタシにはずいぶん身近な存在に感じられて怖いんです。
だって、ネットでちょちょっと検索してみても
「2009年11月に死亡 トイプードル 4歳6ヶ月♂ライソソーム病」
と見つけられるんですよ。
(ライソゾーム病は、リソソームとも表記されたりします)
これは山梨の病院のサイトでしたが、
日本で最初のトイプードルのライソゾーム病といわれるノエルちゃんたちは広島県や山口県。
今後、いったいどれだけ増えるんでしょう。
ボーダーコリーはごえ母さんの熱意と、
大和先生、JBCHN、熱心なオーナーさんたちのご尽力により
発症が予防されていますけど(しかし、それでも0にはなっていません)
トイプードルは正直、かなり難しいと思います。
先日のブログにも書いたとおり、理由はペットショップの存在です。
●ライソゾーム病を発症するのは1歳頃。
ペットショップから犬を購入してしまう知識も横のつながりもない飼い主さんが
「これは遺伝病。繁殖をとめなければ」と気づき
ペットショップや繁殖者に連絡をいれるとは考えにくい。
それも購入してすぐならともかく、半年以上過ぎてからはたぶんありえない。
↓
●万が一連絡したとしても、
知識もモラルもない(毒)ペットショップやパピーミルが
まともに取り合うとは思えない。
金のなる木である、まだまだ生める繁殖犬を不妊させるわけがない。
(不妊させるくらいなら処分されるでしょう。
キャリアというだけなら何も問題なく健康に生きられるのに)
↓
●そしてキャリア同士は交配されつづけ、
生まれてきたキャリアや発症犬は売られつづける。
↓
●トイプードルはボーダーコリーのような横のつながりがないため
他の飼い主に情報が行き渡らない。
「(犬の)当たり外れってあるでしょ~」
(↑犬を亡くした飼い主さんの実際の発言です)と諦めてしまう。
↓
●動物病院が儲かる・・・(あ、余計なことだった。汗)
※上記はすべて、収集した情報に基づいたワタシの憶測です。あしからず。
だからこそ、犬を愛しているブリーダーさんのところで、
親犬を見たうえで子犬を購入してほしいんです。
先に生まれた兄弟がいるなら、その兄弟たちのことも聞いてほしい。
(兄弟みんなが1歳を過ぎても元気なら、かなり安心ですよね^^)
ブリーダーさんであれば、
購入した犬に何かあったとき、例えばそれが何年後でも
相談しやすいですよね。
それでも、万が一、不幸にも
自分の犬が原因不明の病気や遺伝性の病気で死んでしまったら
飼い主さんはブリーダーさんに必ず連絡をとってください。
ただし世の中には原因が解明されていない病気も多いです。
努力しているブリーダーさんだって、その病気は知らないかもしれません。
そうしたときは「一緒に勉強していきましょう」というニュアンスで
お話されると、お互いにいい結果になると思います。
もし、全く取り合ってもらえず、ひどいことを言われたりしたら
そのときはブログでも開設して、全てを綴ってください(毒)
(ただし、余程の覚悟がないかぎり、実名表記には気をつけましょう)
いずれにせよ、泣き寝入りは絶対にダメです。
厳しいことを言いますが、
後から生まれてくる犬たちに不幸な運命を背負わせるその責任は
泣き寝入りした人にもあります。(そして残りは無責任なブリーダーに)
飼い主一人ひとりが意識していくことが大事です。
「ウチには関係ない」って人がいなくならないかぎり、
遺伝病は水面下でも広がっていくものなのです。
*.* .*.☆
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
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