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2009年7月22日 (水)

犬にとって噛むということ

以前、いつもの動物病院で
犬の人工呼吸について尋ねたときのこと。

方法を告げたあとで、先生は
「でもねー、意識が戻ったとたんに噛まれる可能性が高いから
基本的にはしないほうがいいよ。
ワンちゃんは悪気はないんだけどね・・・(以下長いので略。笑)」と。

ようするに“犬は噛む動物”だということ。
意識を取り戻したときにマズルを押さえられ、
人の口が自分の鼻を被っていたら?

状況のわからない犬が、自分の身を守るために噛みつくのは
防衛本能として充分理解できますよね。

意識を失ったときばかりではないですね。
どのレベルで防衛スイッチが入り、威嚇・噛みつくかは
犬によって異なります。

私達の周囲にいるのは精神的に安定した犬ばかりとは限らないし、
飼い主と一緒にいる安定した犬でも
そのときの体調や、相手の反応で豹変するのは
珍しいことではありません。

また、小型犬がゴールデンや柴犬やハスキーに噛まれたとか
(これまた別の本能ですが)、
犬同士のケンカを仲裁するために手を出して
飼い主が噛まれるという話はよくあります。

犬同士の挨拶をさせるのも注意が必要ですね^^

ちなみに、犬同士のケンカに手を出すのはキケン。
飼い主とはいえ相手は興奮した犬、噛まれることが多いそうです。
こうした場合はリードを引き寄せるのが一番ですが、
万が一リードが離れている場合は何か物を使って、割って入るよりないです。
(だからリードは離しちゃいけないのです)

・・・と、話がずれましたが、何が言いたかったのかというと^^;
犬の噛傷事故は絶えません、ということ。

もちろん全ての犬が危険だというつもりは全然ないし、
実際大人しいゴールデンや柴やハスキーもいっぱいいます。
(個人的にも好きな犬種です。笑)


ただ、見ず知らずの犬を
ナゼか何の根拠もなく“大丈夫だ”と思っている人って
案外多いんじゃないかなーと思うんです(汗)

とくに捨てられてしまった犬などの場合、
精神的に不安定な時期に人を噛んで自分の身を守ることを覚えると
(表現が難しいですが)やっかいなので、
そういう犬を相手にするときは特に
扱う人のほうも絶対に噛まれないようにしてほしいもの。

ところが・・・。

世の中には不思議な人がいて、傍から見ていても
“あれはどう見ても、犬が警戒してる・・・”という動きで
犬を可愛がっている(つもりの)人はけっこういます。

周りにもいませんか?
本人は冗談のつもりで、犬を驚かせるしぐさをして喜んでる人。
犬に冗談が通じると思ってるんでしょうね・・・

(これはなぜか、子どもから老人まで圧倒的に男性に多い気が。汗)

ほんのちょっとしたアクションがきっかけで
スイッチの入る犬はいます。
そしてそのスイッチのタイプも犬それぞれ。

接して、よく観察しないとわからないし
素人の私達には観察してもわからない場合もあります。

だから、日ごろから
“犬は噛む生きもの。極力噛ませない”と多少の危機感をもつことが
大事なんじゃないかなーと思っています。

愛犬家としては、「噛み犬だから処分する」なんて話は聞きたくありません。

犬の性質をちゃんと理解して
私達人間が、噛ませないようにしないといけませんね^^


でも、うちのpeepeeちゃんが意識不明になったら
噛まれようと何をしようと
人工呼吸と心臓マッサージをセットでします(笑)
(先生からは心臓マッサージのほうがいいよ~と言われました)


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6月14日の早朝、石狩浜で犬が行方不明になりました。
【石狩 ダルメシアンの目撃情報】

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安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
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コメント

お元気ですか?

私も犬は噛む(ことができる)生き物だと思ってます。
保護犬の場合は過去がわからないので、どういう時にどんな行動に出るか、試しながら暮らし始めます。
犬同士の喧嘩も噛まれることがあるってよく聞きますよね。
ふみと保護犬の喧嘩の仲裁に入るときは「噛まれるかな~?」なんて思いながら首のあたり捕まえて、無言で分けてます。(危険)
幸いにもまだ噛まれたことはないんですが、理性失ってるように見えて、案外表面的なものだったりするので、犬って奥が深いです。
外で知らない犬相手にする気はないですけどね。(保護犬の場合は噛むポイントがあれば事前に知っておきたいのであえてやってるだけなんで)

精神的に極限であれば、どんな犬だって自己防衛のために噛むと思います。
生きるための本能だし、人間が自分に危険が迫った時に防御のために手で自分を守る行為と同じだと思う。

でもワタシさんが言われるように、噛ませるのも人間、噛ませないのも人間なんですよね。

引き出し時に私を齧ったテンですが、今では猫に噛まれて「キャン!」って言いつつも反撃しない大人しい子です。(笑)

投稿: ふみママ | 2009年7月28日 (火) 12時46分

ふみママさん、こんにちは。
お仕事忙しそうですね^^
(読み逃げさせてもらってました。スミマセン。汗)

>保護犬の場合は噛むポイントがあれば事前に知っておきたいのであえてやってるだけなんで

そうですね。
ワタシも、ふみママさんのように個人宅で責任もって保護ができる方の場合は必要だと思います。(ちょっと噛まれくらいで、犬を戻すような人は別として・・・)

今、どこまでどうしたらこらえられなくなって噛むかを知ることはとても大事だし、何より信頼関係ができてくれば、噛んできた場合に矯正していくこともできるし。

シェルターなどの場合だと、それが難しいかなぁ・・・。

自分のボスじゃない人間にむやみやたらに叱られても、犬にとっては何のことだかわかりませんよね。

当時はテンちゃんも必死だったんでしょうね。可哀相に(苦笑)
事情さえ理解してくれたら噛むことも、怖がることもないのに、こういうとき、犬と人間のコミュニケーションって不便だなーと思います。
言葉の通じない、見ず知らずの人に無茶をされれば、ワタシだって噛みます(笑)


投稿: ワタシ | 2009年7月28日 (火) 22時31分

こんにちは。ご無沙汰しています。
「犬の噛む行動」に関して、ひとことです。

犬=噛む動物とほとんどの人がイメージすると思います。でも私たちはなぜそうなるのかを知ることが大切です。
噛む行動は犬にとってはコミュニケーションの手段。
噛むことで自分の気持ちを表現しようとします。
中には「噛む行動」は犬の個性、犬種的なものだと思っている人もいますが、それは違います。
遺伝的に噛む傾向にある犬はまれです。
多くの場合は「自己防衛」的なものです。
やられる前に、やっつけようという行動です。
なぜそういう行動に出るかは、その場の状況や今までの経験によりそうせざるを得なくなったから。
いきなり噛み付く犬はほとんどいません。
私たちが気づかないところで犬をそうさせてしまったことがほとんどです。
従って、犬=噛む=犬が悪い、噛む犬と決め付けるより、私たち人間側が対応を見直すことが重要だと言いたいです。

投稿: こうたろうママ | 2009年8月 7日 (金) 12時33分

こうたろうママさん、こんにちは。
お久しぶりです。お変わりありませんか?

詳しい解説、ありがとうございます。

>従って、犬=噛む=犬が悪い、噛む犬と決め付けるより、私たち人間側が対応を見直すことが重要だと言いたいです。

そうですね。
犬の行動は人間の理解・対応しだいで全然違うということをもっと知ってもらいたいですよね。

特定したどこが、という話ではないんですが、
飼い主のいない犬を見に来る不特定多数の人たちの中には
こちらが思いもしないようなリアクションにでる人がいると感じたことが多々ありました。

そういう人に限って
「自分は犬のことをよくわかっている」という
妙な自信があったりしますよね。

どうすれば機嫌をそこねずに理解してもらえるのか
考えるところがあって、こんな内容の記事を書きました。

もちろん噛まれては困るし、
犬のためにも噛ませてほしくないですし。

いろんなことを知れば知るほど、
犬より、人間とのコミュニケーションのほうが
よほど難しいと痛感します^^;


投稿: ワタシ | 2009年8月 8日 (土) 01時10分

おっしゃるとおりですね。
こちらが自分の犬のことを考えてあまり近寄らせたくないと思ってこうしてくださいねと言っても「私は犬好きですからー大丈夫。大丈夫」と独りよがりにいきなり手を出す人は多いですよね。こういう人は本当に犬好きと言えるとは思えません。
イギリスではむやみに出くわした犬に構うことはしません。犬も散歩中は飼い主さんしか見ていませんし。
これは犬のことをよく理解しているから知っててそうしているのです。

飼い主も出くわす人も本当に愛情を持っているなら、やはり犬という動物、行動をよく理解して(犬の気持ちになって)接してあげて欲しいですね。

本当に動物よりも人間とのコミュニケーションが難しい・・・それが自身の仕事ですが、彼らの認識を変えて実行してもらうことが一番の課題です。

投稿: こうたろうママ | 2009年8月 8日 (土) 18時11分

こうたろうママさん、こんにちは。

>「私は犬好きですからー大丈夫。大丈夫」

「いや、こっちが大丈夫じゃないんです」と返事をしたくなることたびたびです^^;

ウチの犬、見知らぬ人と目があっただけでも
うれしくなってしまうので構ってほしくないんですが、
近寄ってくる人は本当に多いです。

「トレーニング中なので」とやんわり断るんですが
なんだかぎこちない空気にる上、
犬にとっても結局また悪い習慣をつけさせてしまったことにもなって、いいことナシです。

なかでも、一番びっくりしたのは
以前、ばんけいの動物愛護フェスティバルで
見知らぬお婆さんから
「抱っこさせてよっ!」と言われたことですね・・・。

日本の愛犬家の常識を変えるためにも、草の根活動を続けていくしかありませんね。

投稿: ワタシ | 2009年8月 9日 (日) 21時28分

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