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2008年8月 3日 (日)

ペットショップで犬を買うってこと

「ペットショップで犬を買う人は、
犬が病気になることを容認しているようなもの」

犬に詳しい人から、そう言われたことがあります。

私のように、それほど「犬種」にこだわりのない人は
ピンとこないかもしれませんが、犬業界のことを少しだけ知った今は
その言葉の意味が痛いほどよく理解できます。

以下、ワタシが見聞きしていることですが。

きちんとしたブリーダーは血統や遺伝についての知識をもち
繁殖させるべき犬を選んで出産させますが、
ペットショップで扱われている子犬は
子犬繁殖工場や自家繁殖がほとんどです。

多くの純血種はその犬種としての特性を確立させるために
計画的にインブリード(近親交配)などを繰り返し、
繁殖させられてきました。

簡単にいうと“血が濃い”わけですから
そもそも純血種であるというだけで
遺伝による病気を発症しやすいと言えます。
(ヒトが近親者の婚姻を禁止しているのもこれを避けるためですね)

それを、何の知識もない一般の飼い主や
犬を効率よく売ることを目的とする繁殖場が、
モラルも目的もなく、営利目的で繁殖させるとどうなるでしょう?

病気の犬が出ようが、母犬の状態がどうであろうが
関係ありません。

極端に言えば、ペットショップに卸してさえしまえば
何の責任もとる必要はないのですから。

一方で、しっかりとしたブリーダーは
直接犬を売るわけですから責任も重大です。
繁殖犬やその子犬から病気が見つかれば、
それ以後の繁殖を断念します。
それも「優秀な犬※をつくる」という目的があればこそ。
「優秀な犬」という言葉には「健康で丈夫な犬」という意味が
含まれています。
※「優秀な犬」という言葉は難しいですが、適切な表現が浮かばなかったのでそう表記しました

自家繁殖や、子犬生産工場的ブリーダーには
その考えはありません。
そもそも「繁殖タイプ」と「ペットタイプ」の違いすらないでしょう。

また、子犬は大部分が母犬の体質・気質を受け継ぎます。
よく「母犬を見てから、子犬を決めましょう」というのは
こうした理由からです。

母犬が繁殖に適しているかどうかは、非常に重要なのです。

こうした理由からワタシは、ペットショップで子犬を買うことは
しっかりしたブリーダーから子犬を買うよりも
病気を発症する確率が高い、と考えています。

言うまでもなく
「きちんとしたブリーダーから買う犬全てが健康である」という
保障は全くありません。
病気に“絶対”はありませんし、一言でブリーダーと言っても
そのレベルは雲泥の差があります。
それを見抜くにも勉強が必要です。

そこで、ワタシなりの「信頼できる基準」ですが・・・

・取扱い犬種はせいぜい2~3種類
・病理や遺伝についての知識をもっている(説明してくれる)
・親犬・犬舎を見せてくれる 


などなど、上げればキリがありません。

こうしたことはちょっと検索しただけでも出てきます。

アフターの相談にのってくれる、なども大事ですが、何より
私達飼い主自身が勉強することが必要ですね。

「遺伝病とわかった繁殖犬を不妊手術しました」などの
説明をしているブリーダーさんのサイトも出てきました。
こういう人も信用できると思います。

もう一言付け加えれば、
犬を大事に思っている人のお金は、
不幸な犬を増やすことに利用されてほしくはありません。
ぜひ、犬を大事にしてくれる人に支払ってほしいです。

ぜひこれから犬を飼おうと思っている方には
一時の盛り上がりでペットショップで決めてしまわずに、
冷静に犬のことを調べてほしいと思います。

*.* .*.☆
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
*.* .*.☆
   ☆.* よろしければ、プロフィールもご覧ください*.

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