« 膝蓋骨脱臼について | トップページ | 秋冬物 »

2007年9月16日 (日)

犬の病気と遺伝

* * *情報求ム【石狩市新港花畔付近で迷子】* * *

膝蓋骨脱臼はチワワやパピヨン、トイプードルなどの小型犬に特に多い疾患です。なぜこれほど、この疾患が多くなったのかーその原因の一つは、犬の人気にあわせて、知識のない人間が急ピッチで繁殖を行ったことによります。

膝蓋骨脱臼は、遺伝病ではありませんが、遺伝性疾患です。
(遺伝性疾患については「NPO法人日本動物遺伝病ネットワーク(JAHD)」がわかりやすいです)

遺伝性疾患とは「遺伝する病気」ということではありませんが、遺伝情報をもつ染色体や遺伝子の変化によって起こる病気です。

人間の場合「遺伝性疾患」の原因となりうる遺伝子をもっていることは特別なことではありませんが、犬や猫の純血種はその種を確立させるために人間がコントロールをしたもの。遺伝性疾患の発症率は高く、そして深刻です。(病気が原因で、捨てられたり、安楽死させられたりするわけですから)

また人間とはちがい、その繁殖をコントロールすることができるわけですから、繁殖する人間が疾患を減らすよう努めるのは当然のことといえます。


それを裏付けるように、犬の病気について調べると、必ず「病気になった犬を繁殖させてはいけません」と書かれていますね。

「じゃあ、病気になったうちの犬の親犬はどうだったんだろう?」と考えたことが、私が犬の繁殖に疑問をもつきっかけでした。(その後、うちの犬は、200~300の犬を夫婦で飼育する乱繁殖場の出身だということがわかりました。この犬舎は、病気を抱える犬が多いです)

正しい繁殖とは、親犬のラインをしっかり調べ、病気が出ていないかどうか調べた上で行われるもの。

それが、多くの繁殖場では全く行われていません。犬はゲージに入れっぱなし。ワタシたちが犬の本で読むような「犬はこう飼いましょう」なんてことは、全く無視されているところが大部分です。

命にかかわるものでなければ、病気があるかどうかも当然お構いなしです。遺伝性疾患なんて言葉は、商売の邪魔になるだけですから。

そして、その繁殖場で生産された犬たちの行き先は、ワタシたちが当たり前に犬を購入している「生体展示販売を行っているペットショップ」です。
【ちゃんとしたブリーダーは、ペットショップに犬を卸しません】

犬が売れれば、その資金で繁殖場はまた犬を繁殖させます。悪循環のはじまりです。

一時的に人気の出た犬は、特に急ピッチで繁殖を繰り返します。
(血統書をもらったら、「実は近親交配だった」という話も全然珍しくありません)

どんな病気の遺伝子があるかも知ろうとしないまま、需要にあわせてどんどん繁殖させるのですから、病気は増えて当然です。



遺伝性疾患は先天的なものと、環境や習慣による後天的なものが合致して、発症することが多いですから、
病院へ行っても「これは遺伝性疾患ですよ」と明言してくれる獣医師は非常に少ないです。ペットショップとつながりのある病院なら、それはなおのことです。


ほとんどの人は「犬は生き物だから、病気は仕方ない」と人間同様に考えて終わってしまうのが残念です。


また、生体展示を行うペットショップで、誠意ある対応をするところはほとんどないでしょう。

3年ほど前に、ワタシの友人がペットショップに自分の犬が病気を発症したことを告げると、ショップのオーナーの親族は「この犬舎の犬は病気が多いので、もう仕入れない」と約束したそうです。

が、なぜか、うちにいるpeepeeちゃん(1歳)は、偶然知り合ったこの友人の犬と同じ犬舎。
ワタシが購入したのも、その約束をしたペットショップー今年また店舗を増やした“テ○テ○”でした。


ペットショップはそれで利益を得ている以上、この悪循環をやめるつもりはありません。けっきょくは、飼い主であるワタシたちが、そしてこれから犬を飼おうとする人、一人ひとりが正しい知識を身につけなければこの悪循環がとまることはないのです。

不幸な犬を増やさないためにも。ぜひ、「うちにはもう犬がいるから関係ない」ではなく、一人でも多くの方たちが、周囲の方々にもこの現状を伝えてくれることを願っています。

*.* .*.☆
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
*.* .*.☆
   ☆.* よろしければ、プロフィールもご覧ください*.

|

« 膝蓋骨脱臼について | トップページ | 秋冬物 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 膝蓋骨脱臼について | トップページ | 秋冬物 »