なぜ犬や猫が捨てられるのか
昨日、温泉銭湯でサウナに入ったところ、たまたまやっていたドラマが獣医モノでした。
「どうぶつ119」
中京テレビ(日本テレビ系列)
6月30日(土)21:00
出演
速水もこみち、山本太郎、市川ゆい ほか
“「動物専用の救急車」をつくった若き獣医師の成長物語。”だそうです。
何せサウナに入っている間だけしか見ていないので、詳細はよくわかりません。が、ワタシが入ったときにはちょうど、確か山本太郎さんが「年間30万頭もの犬や猫が処分されているんだ」と言っていました。
この番組のことを紹介するサイト等でも
ドラマの中では、数多くの犬や猫が捨てられ、殺処分されている現状にも触れる。
速水は「ペットを飼うなら、ちゃんと最後まで一緒に過ごしてあげないといけないということをわかってもらいたい」と、ドラマに込めたメッセージを話している。(2007年6月29日 読売新聞)
と書かれていました。
やさしすぎるメッセージではありますが、ゴールデンタイムで言うには、これが精一杯なのでしょう。
本当に、取り上げてもらいたいテーマは
「なぜ30万頭※もの犬や猫が処分されているのか?」ということです。
(※ワタシの知っている統計によると42万頭ですが)
以下、あくまでも、ワタシの考えでですが
犬や猫を捨てる人がいる
→では、なぜ捨てるのか?
何の知識や準備もなく、簡単に飼える(買える)から
→では、なぜ簡単に飼える(買える)のか?
利益優先のペットショップがあるから
そして、そのペットショップの背景に、無数の繁殖場と、素人ブリーダーの存在があるから。
という単純な話だと思っています。(ですから、欧米では生体展示販売がありません。日本の現状は、世界のスタンダードではないのです)
これら、根本を排除しない限り、捨てられて命を失う犬や猫は絶対に減りません。
“30万頭もの犬や猫が処分されるから、助けてあげたい”という考えはよくわかるし、正しいとは思います。
でも、そうならないためにはどうしたらいいのか。そのことを、一人一人がもっと考えてほしいと願わずにはいられません。
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安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
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コメント
なぜ捨てるのか? 答えは簡単です。日本人だからです。流行には敏感しかし飽きるのも早い、すべての人を否定するわけではないのですが、こういう人が多いのも日本の特徴ですね
投稿: アジ | 2007年7月 3日 (火) 13時25分
アジさん、こんばんは。
流行を追いやすく飽きっぽいのは、確かに今の日本人の特徴の一つですよね。チワワがブームになったように、犬も流行に左右されやすいですね。
ただ、表現が難しいですが、
「これまで一緒に暮らしてきた犬を、自分が捨ててしまえば命の保障がないことをわかっているのに、捨てることができる」というのは・・・流行りモノ好き、の範疇を超えている気がします。
相手が「犬=明らかに自分より弱いもの」に対して感情移入ができないのは、教育の問題だと思いますが・・・、ひょっとすると脳の障害かもしれない。
大げさかもしれませんが、ためらいもなく生き物を捨てられる人、ワタシは怖いです。
投稿: ワタシ | 2007年7月 3日 (火) 22時53分