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2006年11月18日 (土)

犬や猫を飼いたい!という方へ

これから犬や猫を飼いたい!という方に、ぜひ読んでほしいです。

札幌市動物管理センターのサイトを見たことはありますか?
(札幌市以外の方は、自身のお住まいの地域にも同様の組織があるはずです)
札幌市内で保護された犬の写真が毎日アップされています。

札幌市で捕獲・抑留された犬は、センターに収容され、土・日・祝日を除く4日間告示されます。告示期間終了後、2日間が経過しても飼い主から返還の申し出がなかった場合は、引き取りを希望する人へ譲渡されるか、致死処分となるそうです。

ホームページで公表されている最新データ(平成17年)によると
捕獲頭数は487匹、返還頭数は240匹 変換率49%

一緒に暮らした家族であるはずの犬を、探して迎えにくる飼い主は半分しかいません。

環境省の定める「動物の愛護及び管理に関する法律」は、本来、人と動物が共に生きていける社会を目指し、動物の愛護・虐待防止などに関する事項と、人への危害・迷惑防止を目的とした動物管理に関する法律ですが、このなかに「犬および猫の引取り」という条項があります。これにより自治体は動物の引き取りを行わなければならない仕組みとなっています。
そうして、「犬(猫)が子どもを産んだけどもらい手がない」「転勤で飼えなくなった」などなど勝手な人間の都合で、札幌市へ捨てられた小さな命は
犬が313匹、猫はなんと2399匹 合計2712匹 にものぼります。

そして、このなかから一般の方へと譲渡された数は
犬が267匹、猫はたったの141匹 合計408匹

(以上、数字は「札幌市動物管理センター 事業概要 平成18年度(平成17年度統計)」 より引用させていただきました)

ここまでくると、言葉につまります。
この事業概要には記されていませんが、いったいどれだけの犬や猫が致死処分となっているのでしょう。

ワタシが今日購入した本には
「ある調査によると、平成15年度に全国で処分された犬の数は15万頭にものぼる」と書かれていました。
猫はその数を遙かに超える、ということは言うまでもありません。
札幌市動物管理センターを含めた、日本国内の大部分は「ドリーム・ボックス」という名称とは全く一致しない鉄の部屋へおしこまれ、炭酸ガスで窒息死させられているそうです。(ちなみに、道内の保健所は注射による安楽死を行っているようです) まるでユダヤ人が送り込まれたアウシュビッツのようです。
犬は個体差もありますが、だいたい2歳児程度の知能をもっていると言われています。
2歳児をそんなところにおしこめたら、どうなりますか?みんな怖くて、泣き叫ぶことでしょう。
そうです。犬も猫も、怖くてたまらない思いをしたうえに、苦しんで死んでいくのです。何の罪もないのに。

もちろん、処分している自治体が悪いのではありません。(法律はなんとかするべきだと思いますが) 動物嫌いな人がわざわざ動物管理センターに勤務するとは思えません。むしろ、なんとかしたい、という思いを持った人たちが働いているのではないと思いたいです。
ワタシが以前、捕獲されているある犬のことが気になり、センターへ電話をかけたときですが、電話に出た男の人は「あぁ、あの子は今日希望する方に引き取られていきました」と言いました。引き取られたということと同時に、「あの子」という言葉に少しほっとしてしまいました。犬が好きな人以外は、犬のことを「あの子」とは言いませんから。 

言うまでもなく、罪深いのは、生前うちの祖父がそうしたようにそこへ無抵抗な命を持ち込む人、罪のない命を無責任に捨ててしまう人たちです。
11月12日「さっぽろワンlife!」

犬や猫を飼うつもりの人には、ぜひ考えてほしいのです。
・自分が犬や猫を環境にいるかどうか(住居や費用面、家族の協力など)
・その子が死ぬまで面倒をみられるかどうか(犬も猫もだいたい10〜15年は生きます)
・万が一、自分に何かあった場合に面倒をみてくれる人はいるか

最近は認知症の防止や寂しさを紛らわせるためなど、お年寄りが犬を飼うということが多くなっているそうですが、その飼い主が入院や老人ホームに入るなどの理由で手放すケースも増えているそうです。peepeeちゃんがお世話になっている動物病院でも、同様の理由で里親をさがしている、という案内が貼られていました。

ワタシは、これらのひどい現実を知らずに、市内のペットショップでpeepeeちゃんを買ってしまいました。
今、センターから抑留犬を引き取りたい!と強く思っていますが、マンションの管理規約で「犬は1頭まで」と決まっているため、引き取ることができません。飼い主がルールを守ることで、人と犬の共存が成り立ちます。絶対に規約は破れないのです。
そんなワタシがお願いするのは厚かましいかもしれませんが、ぜひ、センターから命を助ける(引き取る)ことも検討してください。ただ正直なところ、問題のある子もいるかもしれません(それでも脳の障害や病気以外の問題は、ちゃんとしつけなかった人間の責任であり、犬が悪いわけではありません)でも大部分は人になついた、犬や猫たちです。ぜひセンターの方へ相談してみてください。

そして、もう一つお願いです。
不要と言われる命を増やさないために、必ず去勢・避妊手術(特に猫は絶対です)をしてください。自分の犬や猫の子どもがほしくなる気持ちはわかります。でもブリーディングは遺伝による疾患を避けるためにも、きちんとした知識がなければいけません。もし疾患をもった子どもが生まれたらどうしますか?
避妊手術は子宮や卵巣、そして乳腺炎などの病気予防に有効と言われています。peepeeちゃんも最初の発情期を終えたら、迷わず病院行きの予定。ワタシは高校生のとき、卵巣の膿と乳腺炎が原因で大事な家族(犬)をなくしているので、もう二度とそんな思いはしたくないのです。

最初から、人間の思い通りになってくれる犬や猫なんていません。どんなに可愛い子でも、ちゃんとしつけなければ、人を噛むようになってしまうかもしれません。
・生涯、面倒をみる
・しっかり、しつけをする(しつけのための時間を割く)

最低限、その2つが覚悟できなければ、犬は飼わないほうがいい。犬と30年以上生活をしてきたワタシからのお願いです。
アタマの片隅にでもおいておいてもらえたら、嬉しいです。

最後に。
ネットで安易に犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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